« リトルプレス『北海道と京都と その界隈』。 | トップページ | 明日6日発売の『dancyu』10月号で、「ウマい町」を書いています。 »

2016/09/02

四月と十月文庫『理解フノー』(港の人)の再校が終わった。

001001

このあいだの28日(日)のことだけど、四月と十月文庫『理解フノー』(港の人)の再校を終えて宅急便でもどした。これで、ほぼ、おれの手を離れたことになる。

本当は、10日にゲラが届いていたのだけど、おれにしては珍しくいくつかの仕事が重なり、お盆なのに泊りの取材などもあるという状態で、アタフタ、1週間ほど寝かせてしまった。

大急ぎで再校して送ったのだけど、急いでいたのでコピーをとるのも忘れる始末。さらに、気になるところもあって、その後ゲラがないまま、もとの原稿で見当をつけ、メールで直しを追加するということもやり、じっくり仕上げるどころかドタバタ。

昨日のエントリーに「マキノマジック」なる言葉が登場したけど、今回のこの『理解フノー』は、マキノマジックのなかでも、とくにマジック性の強いものだと思う。

というのも、おれが美術同人誌『四月と十月』に連載の「理解フノー」に書き足し、倍ぐらいの原稿量にしたものと、まったく関係なく、四月と十月同人の田口順二さんが描きためていた絵から選んだものを、編集とデザインでドッキングさせるという本づくりなのだ。

著者ふたりとも、それなりの実績のあるライターと画家ならともかく、「無」にひとしい存在で、しかも北九州と関東に離れて暮らし会う機会も少ない。これはかなりの冒険だろうと思うし、うまくいくのかなあと思っていたのだが、意外や意外、なかなかよい感じにまとまってきたのだ。

もしかしたら、ふたりとも、とんでもない潜在能力があるのかもしれない、そこに牧野さんは着眼していたのかもしれない。そんなふうに思い込んでしまったおれは、つい先日、牧野さんと電話で話したとき、お世辞のヘタなおれが、「牧野さんの慧眼にはおどろきました」といってしまったのだった。

おれの潜在能力なんてのは冗談だけど、こんな作り方をやれてしまう、牧野さんの慧眼と力量におどろいたのは、たしかだ。

ま、いつだって、売れる売れないは別のことだけど、なかなか楽しみの本になりそう。

しかし、「理解フノー」なんて、毎回テキトーに思いつくまま書いていたのだが、テキトーがよかったのかもしれない。

初校をもどした段階では、9月発行予定の進行だったが、おれが再校で一週間も寝かせたから、無理でしょう。でも、再校まで終わったから、10月には出るでしょう。10月には、同人誌のほうの発行もある。

(と思って、港の人のサイトを見たら、9月新刊のところに、すでに載っていた。「文章=大衆食堂の詩人×絵=北九州の画家。ふたりの濃密な世界が絶品!」)

四月と十月文庫(港の人)は、現在6冊発行になっている。

1『えびな書店店主の記』蝦名則、2『ホロホロチョウのよる』ミロコマチコ、3『装幀のなかの絵』有山達也、4『マダガスカルへ写真を撮りに行く』堀内孝、5『わたしの東京風景』鈴木伸子=著・福田紀子=絵、6『僕は、太陽をのむ』牧野伊三夫。

四月と十月のサイトは、こちら。
http://4-10.sub.jp/
港の人のサイトは、こちら。
http://www.minatonohito.jp/

当ブログ関連
2016/06/08
四月と十月文庫『理解フノー』(港の人)の校正が届いた。

|

« リトルプレス『北海道と京都と その界隈』。 | トップページ | 明日6日発売の『dancyu』10月号で、「ウマい町」を書いています。 »