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2016/10/16

ホッピー文化研究会編『ホッピー文化論』ハーベスト社の帯文を書いた。

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8月30日に発行になった本書の帯文を書いた。

書いたのだが、出来上がりを見たら、原稿と句読点の位置が変わっていて、ヘンなぐあいになっていた。読んでわからなくはないのだが、やっぱりヘンだ。元は、こう。

「おれが初めてホッピーを飲んだのは1962年だった。そのころ実質的な酒だったホッピーは、「ブーム」を経て東京の都市伝説と化したのか。ホッピー好きの6人の研究者がホッピーを「いじる」とこうなる。ホッピーはいじるネタとして面白い!?」

短い文章だから間違うことはないだろうと思い、校正はいつになるのと催促もしなかったのだが、やはり、文章の長短にかかわらず、著者校はちゃんとやらなくてはならないというキョークン。

専門分野も所属もちがう6人の酒好きの若手の研究者が、それぞれの視点とテーマで書いている。

不満や疑問が残る点は少なくないが、それだけ思考が広がるということでもある。

ある種のサブカル的な楽しさでホッピーを「いじる」面白さがある。

学者・研究者というのは、こういう見方をするのかという面白さもある。

情報社会・消費社会では、ハヤル大衆商品は、ネタとしていじられやすくいじりやすいという特徴を持っている、その意味では、こういう本が出る現代を考えるネタにもなる。

何かを見つけようと思って読めば、とてもおもしろい。

ようするに、読み方しだいで、いろいろな楽しみがある。これを読んで、さらにホッピーをいじってみるのが、いちばん正しい読み方かもしれない。

関西方面などホッピーが馴染みでないところでは、東京って、おかしなものがハヤルところだなあという発見にもなるかも知れない。

きのうふれた、闇市研究成果報告会の発表をした研究会メンバーも、最後のまとめで橋本健二さんが、「このメンバーに共通しているのは、ただ一点で、闇市あとの盛り場で酒を飲むのが好きということで、そこからこの研究会がスタートしている」といったのだが、本書も似ているようだ。

一人の人間が一つの価値観でまとめたものとはちがう面白さがある、こういう単純な動機によるコラボあんどシャッフルは、長く続く閉塞の囲みから垣根を越える動きとして、さらに活発になるような気がする。

『理解フノー』も、おれと田口さんと編集のコラボあんどシャッフルといえる。

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