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2019/09/20

社会問題にならない社会問題、新しいステップの分社化、89歳ママの様子を見に。

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昨日は、ひさしぶりに、仕事ではなく、飲みに都内へ行った。

いろいろあったことも大事にはならずにおさまる流れにあり、事業の現況とこれからについて話を聞いた。株式会社をもう一つ設立し、ひとつの事業をそちらに移管、さらに営業形態を変え別事業も拡張ということで、なかなか力強いですなあ。いまどきは、なにごとにも拘泥しないで、自ら変態し、ファンキー&フレキシブルに展開しなくてはな。

いろいろあった一つに、豚コレラみたいにある生物がからむ騒動があった。これはすでに実態としてはアチコチで騒動が広がっていて、社会問題のはずなのに、社会問題化されてないということがあって、ほんと、いまの日本というか日本人はフシギだ。豚コレラも、そうだけど、豚も日本人も大丈夫か。

一部のマスコミは事態をキャッチしているらしいし、ちょっとだけニュースになったのだが、なかなか社会問題化するのが難しいようだ。被害の当事者や関わる人たちが、口を開かない。被害を口にすると、自分が大きな火の粉をかぶることになりかねない。という、昨今の日本においては、普通になってしまった、問題を明るみにすることによって被害者がさらに被害を受けるという、これはまあ、なんと言いますか、黒でも騒がず白とみなし、あるいは白を黒だと言い、近頃の日本ではもう不条理が空気みたいなものだからね。

と、おれも、いろいろ「忖度」して、煮え切らない書き方をしている。豚コレラ問題も、なんだかモヤモヤしているけど、あれは東京の人間から見たら、タニンゴトに近い感覚なんだろうなあ。東京の人間が騒がないと、社会問題にならない。千葉県人や埼玉県人が騒いだぐらいじゃな。

だけど、これは、「美しい東京」のど真ん中で起きている、その美しいイメージをぶち壊しにしかねない、だから社会問題化しないようにしたいという気づかいもあるようだ。上品で美しい気づかいだ。死人が出るようなことじゃないし、このままダンマリで収束させるつもりなのだろうか。収束させられるのか。

てなことを「国際問題」と共に語り合いながら飲んだのであった。

そして、目的の酒場へ。このために行ったのだ。しかも、両手に花で。

89歳のママが、この夏は一度も店を開けなかった、心臓が悪いからどうしているのかと心配していたら、先日またのれんが出た。じゃあ会いに行こう、と。

体調が悪くて入院し、暑い夏は休んでいたとか。酒はやめたし、医者の言う通りにしていたら、少しやせたという。たしかにやせて、前みたいに動くのがしんどそうでないし、かえって健康そうになった。

89歳は、昭和5年、1930年生まれだ。戦中戦後をどうやって生きてきたか、もう何度か聞いた話もあるが、いつも新しい話が加わる。貴重な体験談で、いつも録音しておきたいなと思いながら、やらないで、ただ聞くだけで帰って来る。どうもおれは、プロのライターになり切れてない。なり切るつもりもないが。

今日になって、脳ミソをしぼって思い出したわずかなことを、ノートにメモした。

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