2021/03/31

癌診療13回目。

28日ごとの通院だから、3月2日に行った今月は一か月に二回で、昨日30日も通院日だった。

8時再来自動受付から生理検査室、8時45分採血採尿完了、主治医の呼び出しを待つ。

たいがい検査結果が出るのは1時間半後だからと思っていたら、9時半に呼び出し。そういえば空いている感じだった。

気になる腫瘍マーカーは5割アップ。基準値もオーバーしている。

なかなか下がりませんねえ。

肝臓の数値はよいから、このまま少し様子を見ましょう。

ってことで薬の副作用の話になるが、痛みやしびれや倦怠感を伝えるのは、なかなか難しい。

だいたい倦怠感って、どんな感じなんですか、鈍感なせいかよくわからないんですよ。

重くなると3メートル歩くのもやっとになるとか。

そんなことはないですね。ちょっとだるいとか、息切れとかぐらいですよ。

あれこれ。

とにかく、前回通りの注射と服用の薬を続けることに。

中央処置室で、腹部と腕に、いつもの皮下注射。

会計を済ましたら7340円で、前回より900円ほど安い。

薬局で薬。前回と同じだから1万8千円覚悟していたら、無料。

無料はうれしいけど、なぜ?

今年度の高額医療費自己負担分が上限をこえているからと。次回は新年度で通常にもどります。

計算の仕組みがよくわからないが、ラッキーという気分。そもそも製薬会社が儲けすぎなんじゃないのか。

薬局も空いていたし10時半に終わり。

今日31日は、去年、町医師の紹介状を持って、この病院へ行ってから1年だ。

その日が火曜日で担当の医師が、そのまま主治医になり28日ごとの火曜日の通院になった。

その頃は、ほとんどの人がマスクをするようになっていたし、おれも主治医もマスクをしていたから、まだ一度も「素顔」を見たことがない。

ま、それで1年間、治る見込みのない「治療」をしてきた。症状としては、軽い薬の副作用だけで、とくに問題はなく、QOLは維持されている。

複雑な気分だが、よろこぶべきなんだろうな。

2020/04/01
東京新聞「エンテツさんの大衆食堂ランチ」は休載。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/04/post-f88b3b.html

 

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2021/03/05

癌診療12回目。

今週の火曜日2日は、28日ごと定例の診療日だった。

前回も前々回も、寒い最中に、朝イチ8時に検査科受け付けで、採血採尿のち、検査結果が出るのを待って診療だったが、今回は8時半検査科受け付けになり、寒さも少しゆるみ始めパッチもいらなくなった朝、少しだけゆっくり出かけた。

8時だろうと8時半受付だろうと、検査科も病院全体が稼働するのは8時半なのだが、早く受け付けをすませば早く検査結果が出る。とは決まってはいないで、今回は混んでいるからと、おれは別の検査室で採血になったので、いつもは検査結果が出るのに1時間半以上かかるのだが、9時45分ころには診療室によばれた。

入ると、すぐ、まだ椅子に腰かけないうちに、「じわっと下がりましたよ、じわっと」と主治医がうれしそうな顔でいう。

10月、11月、12月、1月と上がり続けていた腫瘍マーカーの数値が、先月に続いて下がったのだ。

「どれぐらいになりました?」と聞くと、モニターを見せてくれながら数値をいう。

おお、30%ぐらい下がっている。だが、まだ基準値より少し高い。

「肝臓の数値が全部基準値内できれいになりましたからね、いいですねえ、もっと下がるでしょう」と主治医。

肝臓の数値は酷いアリサマだったが、先月はγ-GTP以外は、基準値内になっていた。そして、ついに、γ値も。

腫瘍マーカーの問題さえなければ、ここ30数年くらいで最もよい状態。

主治医と、よかった、よかった、「寿」な雰囲気だったのだが、完治はないのだから、どれぐらいかしらないが死ぬのが先に延び、まだ普通の生活ができる、ということにすぎないのだが、数値が上昇傾向にあるよりは気分はいい。

高価な薬を使っている効果は出ているわけだ。

副作用の様子を聞かれたので、説明するのだが、「痛さ」というか「だる痛さ」、痙攣までいかな筋肉が突っ張った感じなど、自分の体内で起きている「感じ」を説明するのは、すごく難しい。

とにかく、そう酷く辛い状態ではないから、新たに副作用抑制のための薬は使いたくないし、しだいになれるしかないようだ。

いつものように、中央処置室で、腹部と腕に皮下注射。

病院の会計は8120円。薬局で前回と同じく28日分の薬代18000円。合計26,120円。

まいど腫れて痛む腹部は、今回は比較的軽く翌日は穏やかに過ごしていたが、昨日今日は6時すぎから、いつもの約4キロ40分の歩きをやった。

次回は、今月30日だ。28日ごとの通院なので、同月に2回の月が1年に1回あることになる。

町医者からの紹介でこの病院で診察を受けたのが昨年3月31日だった。ちょうど1年、最初の状態から考えれば、よくここまで回復した、ということになるのだろう。

 

 

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2021/02/05

癌治療11回目。

2月2日が節分の日というのは124年ぶりなのだそうでニュースになっていたが、おれは28日ごとの通院日だった。

9時半の診療予約だったので、その1時間半前つまり8時には再来受付をすまし臨床検査科で採血採尿をしないといけない。混み具合にもよるが、検査結果が出るまでには1時間半みとかなくてはならないことになっている。

病院の受付が始まるのが8時なので、再来受付機が稼働始めてすぐぐらいに機械に診察券を突っ込みペロッと出てきた受診票を持って、臨床検査科へ。臨床検査科が動き出すのは8時半だ。8時45分頃よばれ、採血採尿をすます。

診療受付をして診療室の前で待つ。『サキ短編集』(新潮文庫)を読む。予想していた以上に早く9時45分頃よばれる。

高い薬に替えた結果は、どうか。おれとしては薬の副作用はあるが、治療始まって以来、最も体調がいい感じだ。数値が悪くなっているはずはないという確信があった。

ドアをあけて主治医の顔を見ただけで、いい結果だとわかった。

おれが荷物を置いて座るあいだに、「下がりましたよ、よかった」と主治医がいう。

いくつになりました、腫瘍マーカーの数値を聞く。前回から1割ぐらいの低下で、まだ基準値以下にはなっていない。

もっと下がると思っていたから、そういうと、「新しい薬を飲んだのは21日間だけですからね、こんどは28日になるから、もっと下がると思いますよ」

「ほかの数値もほとんど基準値以内になりましたよ、ほらきれいになって」

モニターをのぞく。基準値越えしている数値の欄はピンク色でピンク色だらけだったのだが、腫瘍マーカー以外のピンク色は肝臓のγ—GTPのみ。それだって、1400ぐらいあったのが70ぐらいになっているし(基準値は18~66)、毎日酒を飲んでのことだから上等だ。

いくつかの副作用の症状についてアレコレ。ようするになれるより仕方ないし、なれることができる範囲の状態で問題なし。

次回の予約をし、中央処置室へ。混んでいて待たされた。いつもの注射2本。

総合窓口に受診票を出し、薬の処方箋を受け取り、自動支払機で会計をすます。8,200円。

薬局へ。混んでいた。

薬代28日分になるから27,000円ぐらい必要かと思っていたが、272,100円で負担額は1割より低い18,000円だった。なぜかわからない。

でも、合計26,200円、高い。これが、毎月になる。これで、どれぐらい、いのちが延びるのだろう。延びて、どうするのだろう。

薬局を出たのは11時半過ぎだった。

今回の腹部の皮下注射は、丁度ベルトの位置ぐらいで、それもあってか、腫れと痛みが少し酷かった。あまり気にしないで動くようにするが、翌日は、ちょっときつかった。

おれの癌細胞は、急激に悪化する質の悪いやつらしいのだが、来月は大丈夫だろう。

2021/01/17
新しい薬。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2021/01/post-facf00.html

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2021/01/17

新しい薬。

今月の診療日から1週間後の去る12日の火曜日は、新しい薬をもらうため病院へ行った。

9時半の診療予約。事前の生理検査はないから予約時間の少し前に着いて受付をすますと、すぐ呼び出しがあった。

MRIを見ながらの問診と病状の確認など。MRIと腫瘍マーカー以外、肝臓の数値も問題ないし、自分で感じる身体は、いたって「元気」なのだが。

最近足が浮腫んでいることがあるのに気が付いたので話す。

毎日全身を注意して観察しているわけではないから、いつからかはわからない。靴下をはこうとしてだったか、なんとなく足の脛のへんを見たら、浮腫みがあった。まさに育ちのよい大根足のようになっていた。朝は普通のようだが、夕方ぐらいには腫れているようだ。

大腿骨の上部に転移があるので、それが原因かと思ったが、主治医の見立ては、そうではなかった。弾力を失い固くなった患部が周囲を圧迫しているので、そばを通るリンパ管など各種通路が圧迫されて浮腫みがでるのだそうだ。癌の増殖が原因の場合は痛みをともなうから、痛みがないかぎり心配はいらないと。

強い副作用があるので、注意を受け、何かあったら診療日外でも連絡するようにいわれる。とにかく、身体に負荷をかけすぎない、リラックスした状態を保つことが、薬の効果や副作用の抑制にいいらしい。

そうもいきませんでしょうけどねえ、なるべく。

それで、このあと、どうなりますかね、この薬が効かなくなったあとは、どうなりますかと訊ねる。

主治医は指を折りながら、まだまだたくさんあります、と。

でも、だんだん高い薬になるんでしょうというと、注射は高くなるが錠剤は同じぐらいだという。

同じぐらいでも高い。

薬が高いのが、一番のストレスになりますね。

根治がない治療は、いわば「延命治療」だから、どこで治療を打ち切るかの判断が難しい。自分の経済状態もからんで。いますぐではないが、いずれ。

つぎの診療日2月2日まで21日分の薬の処方箋をもらい、薬局へ。

1日1回、就寝前に、同じ錠剤を4錠飲む。4×21、17,720円。1錠約211円。1割負担の後期高齢者医療保険で、これだ。「正価」は、202,950円。

2018年から使用が始まったもので、安価のジェネリック品がない。

昨日まで5日分服用した。

昨晩11時頃にのんだあと、布団の中でまどろんでいると、腰から下がこわばった感じでチリチリ痛みが走り寝がえりうっても重苦しく、なかなか熟睡できなかった。朝起きて少しだけ鼻血が出た。どうやら副作用らしい。

少しでも副作用があって、なんだか安心した気分だ。まったく副作用がないと、高い薬のんでいるのに、どうなってんだ効いているかのと思ってしまうけど、よしよし薬のやつチャンと仕事をしているのだなと安心するのだ。

もらってきた服用にあたっての冊子を見ると、副作用の対処として、一方では食べたいものを食べたいときに食べることをすすめ、一方では規則正しい生活をすすすめている。矛盾しているような気がする。

薬の作用と副作用といい、世の中は矛盾していることが一緒で成り立っている。

強い倦怠感があるそうだが、いまのところ、いつも倦怠しているせいか、あまり感じない。いずれにせよ、2週間ぐらいのうちに、いろいろ出て、なれるらしい。

2021/01/06
癌治療10回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2021/01/post-377ef3.html

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2021/01/09

新しいカテゴリーをつくった。

右のサイドバーの「カテゴリー」の欄に、新しいカテゴリー「癌な生活」をつくった。

昨年末、「カテゴリー」の「リンク集」に、「2020年「癌生活」リンク集。」をつくりリンクをはったのだが、いちいちそのリンクをたどるのはめんどうなので、こうした。

それとは関係ないことだが、最近ときどきツイッターで「いいね!」をくれる方がいる。

フォロー関係はない。おれよりはるかに若い女性のようだ。

プロフィールによれば、「会社の健康診断で右肺に陰影ありの診断を受け、その後の診断で肺癌により治療しなければ余命一年から二年と診断。生きているより活きていたいと無治療を選択」、昨年11月にツイッターを始めたということだ。

癌な生活もいろいろだ。

四月と十月文庫『理解フノー』の「あとをひく「つるかめ」の感傷」には、癌と診断され手術をすすめられたが断って、そのまま死んだ2人の友人のことを書いた。

彼らが死んだのは、いつのことだったかなあ。2000年少し前だったと思う。おれより2歳上の彼らは、50代後半だった。

なぜ手術をしなかったかについては、直接聞いてないが。手術を断った理由や気持は、あるていど想像ついた。

彼らは、近代医療(西洋医学)に対する不信感が強かった。だいたい病院を信用していなかった。昨日のエントリーにも関係するが、あの頃は、そういう不信感が、社会的にも頂点に達していたような気がする。手術に対する不安も大きかったのだと思う。

ま、自分の信念をつらぬいた、ともいえるか。

おれは、それほどの信念はないし、不信感もない。テキトーだから。

とにかく、いろいろな癌な生活があるわけだけど、このカテゴリーで書くのは、もっぱら自分のことだ。

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2021/01/06

癌治療10回目。

昨日は、今年初めての4週ごとの診療日だった。

昨年最後の診療では、腫瘍マーカーが悪化の傾向にあり、薬を取り換えたほうがよいという主治医の判断があったが、なんだかんだ異議申し立てしたら、次の検査まで様子を見ましょうということになった。

その結果がどうなるかで、おれの今年と今後が左右される。

朝イチの8時に自動再来受付を通過、臨床検査室の受付で受診票を出して待つ。8時45分、採血採尿。

診療受付に受診票を出し、待つ。9時50分に呼び出し。

さて、検査結果は、さらに数値が悪化し、「再燃」の診断。つまり、押さえ込んだ癌細胞の増殖が、また活発になったのだ。

ああ、わずか数カ月で平穏は終わったのか。

もう様子を見ることはしてられない。

癌対処の薬は、注射を2本と錠剤を毎朝食後1錠だったが、この錠剤はもはや効き目がなくなった、ようするに癌細胞が抵抗性をつけ強くなっちゃったのだ。

それに主治医の話では、おれの癌細胞は、タチがよくない。ワルなのだ。飼い主に似るのかなあ。

タチが悪いうえに、強くなった癌細胞に対処できる薬はあまりない。しかも18年に使用が開始されたもので高価だし、副作用も強い。それを使って、仮に改善されても、今回のように、またいずれ効かなくなる。完治はないのだから、少しばかり余命をのばすだけのことだ。

ま、だけど、やってみることにした。

来週の火曜日、もう一度受診し、薬を処方してもらうことになった。

家族にも読んでおいてもらうようにと、錠剤の使用法と副作用や生活上の注意などを書いたものを渡される。

毎日1錠、いつ飲んでもよいので、寝る前に飲めば、副作用も比較的楽にのりこえられると主治医はいう。

気になる飲酒は、どうか。「適度」ならよい。

中央処置室で、いつもの注射を2本。会計8120円を自動支払い機に投入し、薬局へ。患部機能対処の錠剤、毎朝食後1錠28日分をもらう。約300円。

だんだん先が見えてきた。

2020/12/09
癌治療9回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/12/post-a18392.html

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2020/12/09

2020年「癌生活」リンク集。

昨日の診療は今年最後の診療だった。4月1日から始まる「癌日記」みたいな投稿を、2020年「癌生活」リンク集としてまとめてみた。

2020/12/09
癌治療9回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/12/post-a18392.html

2020/12/02
ガンの本。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/12/post-6187ce.html

2020/11/11
癌治療8回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/11/post-8913f0.html

2020/10/07
癌治療7回目。半年ぶりに酒を飲む。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/10/post-aef4d0.html

2020/10/01
MRI検査の結果。癌細胞が冷凍状態になった。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/10/post-edb003.html

2020/09/20
MRI検査、きつかった。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/09/post-373367.html

2020/09/10
癌治療6回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/09/post-e8975e.html

2020/09/07
紫外線浴歩き。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/09/post-34764f.html

2020/08/18
「健康な生活」と「規則正しい生活」。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/08/post-0e46a5.html

2020/08/14
癌治療5回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/08/post-948fbc.html

2020/08/04
3か月ごとの検査(CTスキャン)。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/08/post-5e1572.html

2020/07/30
QOLとコロナ禍と癌。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/07/post-ca4a86.html

2020/07/15
癌治療4回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/07/post-10a395.html

2020/07/10
高額療養費支給申請。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/07/post-1597e5.html

2020/07/07
ノンアルビールとプラシーボ効果。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/07/post-99e390.html

2020/07/01
激動の半年の最終日、病院で血液検査。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/07/post-6a16e5.html

2020/06/19
癌治療三回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/06/post-1a8761.html

2020/05/23
実質最終回 東京新聞連載「エンテツさんの大衆食堂ランチ」90回目、荻窪・やしろ食堂荻窪店。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/05/post-c8373a.html

2020/05/22
癌治療二回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/05/post-96aa24.html

2020/04/23
癌治療一回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/04/post-89539f.html

2020/04/10
検査手術入院2泊3日。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/04/post-dce43e.html

2020/04/04
MRI検査、体重7キロダウン。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/04/post-ae7d9e.html

2020/04/01
東京新聞「エンテツさんの大衆食堂ランチ」は休載。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/04/post-f88b3b.html

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癌治療9回目。

昨日は4週ごとの診療日だった。9回目で、今年最後。

前回のように受付開始の8時が指定された時間。6時半に起き、顔洗って、糞して、飯くって、一日に一度朝食後に飲む2種2錠。遅れそうになったので急いで家を出る。

再来受付機に診察券を突っ込む。診療票が吐き出される。受付時間は8時1分。受付番号が、これまでで一番早い23番。何の特典もないけど。

生理検査室に診療票を出して待つ。採血が始まるのは8時半だ。45分頃採血のち紙コップもらって自力採尿。

診療受付に診療票を出し、診療室の前で待つ。予約は9時半だが、それまでに検査結果が出ることは、ほとんどない。でも10時前に呼ばれた。

腫瘍マーカーの数値が一気に上がっていた。8月9月10月とコンマ以下だったが、11月に1を少しこえた。でも微増だから問題なしだった。今回は10月の4倍。

数値の変動は3か月単位で判断するのだそうで、薬を変えた方がよい悪化のレベルだと主治医はいう。

「でも、まだ基準値以下ですよね」とおれ。

「それは健康の人の基準値だから」

「数値は、必ずしも実態じゃなくて、誤差がありますよね」とおれは数値に抵抗する。

「そうだけど、遠藤さんの原発巣のばあい、割と正確に数値に反映するんですよね」

「薬を変えるって、注射ですか」

「錠剤だけど、これが高いんだな、副作用も強いし」

「いまだって注射代が高いんだから、困るなあ」(現在は1回の診療で1万円札が消える)

「高いよねえ」

「この数値、急に上がりすぎじゃないですか。こんなに急に上がるもんなんですか」

「うーん、ちょっと急すぎるけど」

などなど、アーダコーダドーダと話しあいは続き、次回まで様子を見ましょうということになった。

「体調管理をしっかりやってくださいね」

高齢者のばあい、体調管理でマーカーの数値が改善されることがあるそうだ。

酒は飲んでもよいが、寝るのが遅く睡眠不足になるのは、よくない。

ま、「治療優先の生活」から「普通の生活」になってこの間、いろいろ緩くなっていたからな。寝る時間が遅く、少し生活が乱れていたし。

いまより高い薬も強い副作用も嫌だから、次の診療まで自重し、なるべく楽しく愉快に過ごし、薬の効果を高めるとしよう。

いつものように腹部の注射による痛みと腫れ。

2020/11/11
癌治療8回目。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/11/post-8913f0.html

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2020/12/02

ガンの本。

先月19日のこのブログは、「今日は、じつは、『スペクテイター』最新号「土のがっこう」について紹介する前ふりのつもりで書いた」と終わった。

それが、そのままになっている。

今日もまた違う。まだ、その本題ではない。

「ガンの本」のことだ。

癌になって、何か本を読んだか、どんな本を読んだかと聞かれることがある。

一冊も読んでない。

読もうと思ったこともない。読む気も起きない。

うちの本棚を見ても、タイトルに「ガン」や「癌」や「がん」の文字がある本は一冊もない。

癌になった人が、「癌とのつきあい」みたいなことを書いているらしい本が一冊だけある。

内澤旬子さんの『身体のいいなり』、朝日文庫版だ。

あるけど、まだ読んでない。

3,4年前だったと思うが、癌検診で乳癌が見つかって治療中の知り合いの女性が、「『身体のいいなり』を読んでおいてよかった」といった。

彼女は、乳癌が見つかる前に読んでいたのだ。

その話を聞いても、まだ読もうとは思わなかった。

そのうちに読もうと思ってはいる。なにしろ本棚にあるのだし。内澤旬子さんの本だし。

今日、大宮のブックオフへ行った。ガンの本は、ずいぶんたくさんある。

タイトルを見ても読む気がおこらない。

内容が想像つくということもあるが、そういうことなら、おれは主治医に話を聞くねと思う。

「話を聞く」というより「問答」だ。

おれの癌についてよく知っているのは、おれをのぞけば、主治医だけだ。

そんなことを考えながら棚を見ていると、目にとまった一冊があった。

『ガン入院オロオロ日記』東海林さだお(文藝春秋、2017年)。

おっ、東海林さだおもガンになったのか、おっ、手術をしたのか、ごくろうさん、と手に取ってパラッと見ると、「初体験入院日記」ってことで、「Ⅰ がんと過ごした40日をふりかえる」「Ⅱ 病院は不本意でいっぱい」「Ⅲ ヨレヨレパジャマ族、威厳ヲ欲ス」の話が並んでいる。

279ページのうち、52ページだけ。

見たところ癌の話はあまりなくて、入院中の「病院風俗観察記」といったところだ。

例によって、行替えだらけのテキスト。

210円だったから、初めての「ガンの本」として買うことにした。

読んだ。

よくある「闘病記」だの「治る」だのといった「ガンの本」とは違うのがいい。ようするに、例の調子。

その影響で、今日のブログは、行替えの多いテキストになっている。

ちょっとおどろいたことが一つ。

4時間かかる手術の日の朝、東海林さだおは病室で手術着だけになり(ノーパン)、「エレベーターに乗り、廊下を歩いて手術室に向かう」。

そして、手術室前に着くと、「これから手術を受ける人が20名ぐらい並んでいる」のだ。

順番に手術室に消えていく。ということは、手術室が20ぐらいあるということだ。

そんなに一度に手術ができるのか。どこの病院だ。東海林さだおほどの有名人が入院するのだから、きっと有名な大病院なのだろうけど。

同じフロアで、20人もが手術している光景を想像する。なかなかのものだ。

「文明の力」ってものか。「文明」すごい。ウゲッ。

そういうわけで、『スペクテイター』最新号「土のがっこう」の紹介は、明日か明後日か…。

この本、すごく大切なことが書いてあるし、1980年代ぐらいに土と縁があって少し深みにはまり、土や土壌とその文化などに関する本はいろいろ読んできたけど、よくできたガイダンスブックだと思う(ちょっと校正ミスらしい「玉に瑕」があるけど、まがい物の玉じゃない)。

だいたい、いきなり特集の扉から、「説文解字」によった「土」の漢字の図解に、グッとひかれる。

身近な大切なことなのに、まだまだ、知らなすぎる。

食も癌も新型コロナウィルスも、生命が根を張っている「土」から考えよう。


当ブログ関連
2020/11/19
都市的風景と農的風景の断絶、『スペクテイター』最新号「土のがっこう」。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/11/post-2cfd79.html

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2020/11/11

癌治療8回目。

「癌治療記録」へと、ますます傾斜を強めている感じの当ブログ。

今回は、昨日の癌治療8回目のことだ。

28日ごとの火曜日に定期に行われてきた診療、今月は先週の3日だった。いわゆる「文化の日」という香しい休日であり、かつ主治医の診療日は毎週火曜日なので一週間のび、昨日の予約だった。

しかも朝イチ9時の予約。これまで9時半より前のことはなかった。初めてだ。

いつも、まず「生理検査室」というところで採血採尿をして、その検査結果をもとに診察になる。

だから診療予約の1時間前には生理検査室の受付をすまし採血採尿という段取りなのだ。

受付は8時に始まるが、検査室が稼働するのは8時半だ。それで9時の診察までに検査結果が出るのかと思いながら、とにかく8時5分に受付をすました。採血採尿がすんだのは9時50分ごろ。

一週間前の文化の日のしわよせもあってだろう、検査室は混雑で、別に採血場所を設けて対応していた。

こりゃ、検査結果が出るのに時間がかかるなと思っていたら、やっぱり、診察室のコールがあったのは10時すぎ。待つあいだ、『サキ短編集』(新潮文庫)を読んでいた。

検査結果は、肝臓も腫瘍マーカーも、ほぼ前回と同じで「安定」。つまりは、悪化は見られないが、これ以上よくなることもなさそうってことだ。

腫瘍マーカーの数値が、もう少しは改善されるかという期待が、うっすらあったけど、そうは問屋がおろさず、基準値0~4のところを1前後で推移している状態。

このあいだMRI検査で病巣は収縮し凍結状態になっていることを確認しているので、「こんなところですね」「もとは150もあったのだから」と主治医と話しあい、それよりとおれは気になっていることを相談した。

この1か月のあいだに、薬の副作用と思われる症状があったからだ。それがうっとうしい。

主治医がいうには、その症状だと、思い当たるのは腹部に注射する癌対処の薬の副作用を抑制するために注射後3日間だけ1日1錠のむ薬の成分の可能性が考えられる。3日だけだけど、毎回続けてきたから、なんらかの影響が出たのかもしれない。その薬をやめてみてもよいが、腫れや痛みは成り行きになる。

「どうします?」といわれたので、腫れも痛みも嫌だが我慢できないことはない、「やめてみましょう」とこたえ、そうすることになった。

診察後は、いつものように中央処置室で、腹部と腕に注射。錠剤は、癌対処と患部機能のためのもの毎朝一錠ずつ。

今回の腹部の注射は、ちょうどパンツのゴムの位置だし、薬もやめたし、腫れたところが当たって痛みがキツイ。歩くと痛みが腹に響くので、おそるおそる動いている。痛いだけで、それでどうとかなるわけじゃないが、痛いのは嫌なものだ。

注射をする看護師が「もう注射になれたでしょうけど、一か月に一回でも痛い思いをするのは嫌ですよね」といったのだが、その通りだ。

次回の予約は、12月8日。これが今年最後の診療になるはず。

最初(4月21日)に、CTとMRIの画像を見せられたときは、腹部が白い巨大星雲に覆われていて驚き、どうなることかと思ったが、いまでは星雲は消滅し凍結された一点の小さな星だけになり、酒も飲めるようになり(でもあまり飲んでないし、そんなに飲みたいとも思わないが)、とりあえず無事に年をこせそうなところまではきたようだ。

まだ、年内、何があるかわからないが。新型コロナの感染も怪しい雲行きだし。

それはそうと。毎回、病院の支払いが8千数百円と薬局の支払いが千円ちょっとで、一万円札一枚が消えていくのが、収入が無くなった身としては、厳しい。いつまで続くのかねえ、おれのイノチとカネ。

2020/10/07
癌治療7回目。半年ぶりに酒を飲む。
http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/2020/10/post-aef4d0.html

 

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