タマネギ料理
江原恵さんは『実践講座 台所の美味学』(朝日新聞社、1983年)の「タマネギ」の項でいっている。「タマネギを主材料にした、まったく新しい料理を、一つでも編み出すことのできる人は、美味学に必要な想像力を、かなり豊にもっているひとである」本質をついた名言だと思う。
何軒くいたおしただの、本物の味を知っているがごとき言動は、およそグルメとは無縁のものだ。
食事や料理のたのしみは、食事や料理に対し、みずからの想像力を働かせることにある。タマネギを主材料にした新しい料理、考えてみよう。もちろんタマネギにかぎらず、ありふれた材料でよいのであるが。
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
コメント