四條流、昨日の続き
とことん四條司家だが、他意はない。「日本料理道 庖丁道の精華」を知りたいだけなのだ。しかし、家紋入り庖丁刀の写真や、平安時代かなにかの貴族らしい恰好をしてコイを切ってる写真みせられても、刀鍛冶や試し切りに類するものではないか。それが「日本料理の型」だとしても、まったく中味がない。剣道の型や舞や能の表現の話のたぐいのことでもあればまだわかるが、そうでもない。では、一体なんなのか。これが料理界に君臨してきた四條司家なのかと、考えざるを得ないのだ。
ともかく昨日の続き。アサヒグラフの紙面を測ってみた。ヨコ232ミリ、タテ297ミリ。表紙、扉、第一見開き、第二見開き、そして昨日はすでに第三見開き、見出しは「談山神社と嘉吉祭」の途中だった。その細工工作のような神饌の大きな写真と、昨日は説明できなかったが、あと小さな写真2点。それぞれの写真説明は「神饌は、村人たちなどの間で手渡されながら神殿に祭られる」「本殿の西に桧皮葺き朱塗りの十三重の塔がある(16世紀の建立)」それだけだ。
そして第四見開き。やあ、やっと出てきました、見開き一杯の料理写真。見出しは、またもや家紋入りで「四條流本膳料理」である。おやあ、なんだか「四條流」と「四條家流」が使いわけられているようだなあ。ま、いいだろう。この料理写真は「帝や公家が五節句に食した料理を再現した」、なんと、再現料理なのだ。といっても、いつの時代かはわからない。とにかく、そう書いてあるだけなのね。お膳に7品のって「5月の一の膳」だそうだが。なんだか最初から虚仮おどしのような連続で、まじめに「日本料理道 庖丁道の精華」を知りたいおれは、やになっちゃうねなのだ。つぎへいこうと、開く。。
ぎゃあああああ、すごっ。見開き一杯の大写真に、写っているのは一品だけ。ド、アップ。つまり実物よりはるかにデカイのだよ。「3月の椀盛。蛤、車海老、たこ、梅にく、芹、うど」だってさ。これのどこに精華を見ろというのかね。ああ、もう次、同じように再現料理の写真3点、つぎの見開きも、同じように再現料理の写真1点。はい、つぎ。
おっ、やっと真打登場か。おおっ、有名人の遠藤十士夫さんじゃないか。おれの親戚じゃないよ。知る人ぞ知る、青山クラブの遠藤十士夫さんだ、肩書は青山クラブじゃなくて「四條司家料理指南役」とある。ふーむ。
だあああ、文字制限だあ~
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