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2003/12/14

アリガタミといふこと

男…おれがアリガタミの男になって儲かる方法を考えました。「実は大衆食堂は、バランス食の宝庫なのですぞ!」と女性が女性に向かっていっている。これです。

女…はぁ?

男…つまり、栄養バランスは、女性にとってはアリガタミなんだよ。ほら、いまやメニューにカロリーが書いてないといけないぐらい、栄養バランスはアリガタミなのさ。大衆食堂が、そのバランス食の宝庫であるならば、大衆食堂はアリガタミの宝庫であり、大衆食堂の帝王であるおれはアリガタミの帝王になるじゃないか。どうだ。

女…でも、栄養というのは、生理の実質であって、経済のカネとおなじで、それはアリガタミじゃなく、実質というものでしょう。まだ、あなた、アリガタミがわかってないわね。アリガタミというのは、実質はないの、ないけどアリガタイものなのよ。

男…なにいう、アホ。栄養学そのものがインチキで実質がないじゃないか。

女…あら、そんなこといって、カワイイ女性がたくさんいる栄養士の先生方を敵にまわしていいの。

男…ふん、おれの興味は真実で女じゃない。栄養学なんてのは、まっとうなものじゃないぞ。あれは、もともと、その始まりからしてそうだが、医者が病気治療に考えたものだ、健康じゃない人間、病人用のものなのだ。それが、いまやみんな強迫観念にかられ、栄養をありがたがっているだけなのさ。医者が病人をつくるように、医者と栄養士たちが結託し、太りすぎだカロリーとりすぎだと脅して商売にしている。あの粗食のデタラメとかいうベストセラー本なんか、その典型だよ。あれ読めば、まともな人間は一人もいなくなってしまう。そこだよ、な。この脅迫観念ってのがだな、アリガタミのもとにあるのだよ。

女…で、なによ、皇太子妃雅子さんがストレスで長期療養になったのは、大衆食堂のめしをくってなかったからだとか、そういうことをいうの。

男…そうそう、よいとこに気がついた、そうだ、皇族のどなたかに大衆食堂にきてもらって、雅子さまの病気治癒の祈願にサバ味噌煮定食を食べてもらうってのはいいな。そうなりゃ、栄養バランスのアリガタミに、皇室のアリガタミ、女たちにとっては二大アリガタミの両方を大衆食堂は手にし、これでアリガタミとしては鬼に金棒だろう。そこでオレサマ大衆食堂の帝王は、もうアリガタミの帝王だ。わかったか。

女…ああ、神様、このバカ男をなんとかしてください。

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