気になる棚
スーパーやコンビニで棚が気になる。いまはなんていうのか知らんが、おれが現場にいたころは「フェイシング」といっていた。商品を棚にならべるとき、客の方に顔を向けて置く、ま、その「面取り」とでもいうか、どの商品がどれぐらい棚の面を取っているかである。
以前は、そのフェイシングと売り場の大きさをザッと見ると、店の一日の売上げの見当がついた。そんなに大きくは、はずれない。ま、オシゴトで、しょっちゅう、そういう風に店を見ていたのだから、それは当然なのだが。いまはもう売上げの見当はつけられない。ただ、自分の買い物の経験で、よく行くスーパーの平均客単価は見当がつく。とにかく、棚の品種を観察するクセがついている。
それで棚を見ていると、いろいろ気になることがある。おれがよく買い物をするスーパーは、3カ所で、客単価にすると、それぞれちょうど三段階にわかれる。客単価が低、中、高、というぐあいなのだ。
いろいろ気になるのだが、ダシの素の類のフェイシングが、ほぼどこも同じということ。つまり高所得家庭も低所得家庭も大差なく、つかっていると推測できるのだ。なぜでしょうかね~。
すごく面白いのは、低のスーパーのパン売り場は、そもそもパン売り場の面積が小さい上に、食パンは、ほんのわずかで、これは中、高と比べると、すごい特徴的な差なのだ。ほとんど菓子パンの類である。なぜかな~
中、高ほど、惣菜や加工食品の割合がふえる。この理由は、わかるね。ビンボウニンは安い生鮮品を買ってきて調理したほうが、安くつくからさ。そういうわけで、上のパン売り場の問題もわかりますね。ビンボウニンは安い米を買っておいて、米飯中心にメニューを組み立てたほうが、腹一杯コストパフォーマンスがよいからさ。菓子パンはおやつで、三度の食事にパンを食べることは、あまりない。おれはビンボウニンだから、そのへんはよくわかる。
しかし、ダシの素が、ほぼ同じとは、どういうわけだ? 最近、それが、気になっているのだ。
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