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2004/01/21

ラーメンブーム

男…こんなメールがきたのだけどね。

女…長いですねえ。なんだか怒ってますねえ。

男…要約して紹介しよう。しかし、たしかに、ラーメンブームはおかしいことになっているな。

(男に届いたメールの要約)

アミノ酸味のこと、面白く拝読しています。ラーメンブームですが、バブル経済と似たものがあるように思います。バブルのときのように自己を失い思い上がっています。

と申しますのも、かの有名な荻窪の○木屋ですが、そのホームページには「創業50年。妥協を許さず日々研修を重ね、一流を守りつづけています。」とあるのです。ご存知でしょうか?

「一流を守りつづけています。」ですと! 驚くべき無知、傲慢。いったい、いつからどうして「一流」になったのでしょう。確かにラーメンの値段が750円で、高いことにかけては「一流」といえましょうが。

すでに一流との評価があっても、つねに一流をめざしているのが普通だと思うのでありますが、臆面もなく自ら「一流を守りつづけています。」とは……。それに、たとえば江戸期の創業で「幻の酒」といわれる逸品をつくっているような蔵元でも、「創業50年。妥協を許さず日々研修を重ね、一流を守りつづけています。」というような仰々しいことはいわないでしょう。真の一流ほど、もっと謙虚であります。

また、こんなことも言っています。「過去にこの味を習得しようと○木屋の門をたたき、この味を出せることを安易に考え、退職した人は数多くおりますが、実際、修行5年にて○木屋の全て(秘)のほぼ2割と考えています。そこにたかがラーメンといえども奥深きものが一杯の器の中にこめられているのです。」

これは自慢話なのでしょうが、こんなことを自社の宣伝に書くとは、これまた驚くべきセンスです。こういうおためごかしは、ラーメングルメ界ではよく聞きますが、修行に長くかかるというのは、修行期間が短くなるような教え方の工夫研究を怠ってきたからにほかならないのであって、日本料理業界にもあった(最近はなくなりつつある)悪癖にすぎません。

○木屋がこのようなことを堂々とホームページに書くのは、ラーメンブームの実体をあらわしており、ラーメンブームの店も客も、とてもレベルが低いことの証明と見てよいと思うのですが、いかがでしょうか。

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