もっとバスに乗りたい
昨日は、オモシロイことをした。
アヤシゲさんが田中小実昌さんのトレードマークである毛糸の帽子(実際に小実昌さんに借りてきたもの)をかぶり、かつて小実昌さんがエッセイに書いた、一日バスにのってフラリしたコースをたどる、ということをやったのに同行したのだ。
そのコースの全部ではないのだが、JR総武線小岩駅から(都バス、錦27、両国行き)錦糸町駅、錦糸町で大塚行き(都バス、都02)に乗って大塚へ、最後は大塚駅から(都バス、上60)で池袋東口終点、というぐあいである。
小実昌さんがエッセイに書いている場所や、テキトウな面白そうなところで途中下車して、小実昌さんを気どってポーズするアヤシゲさんを、おれが写真に撮る。もちろん、これはアヤシゲさんのチャントしたオシゴトで、ある雑誌の取材なのだ。
小岩駅発1時6分のバスに乗った。すごい混んでいる。「年寄りばかり」と口に出したおれは、じつはおれも60歳の年寄りだということに気づく。
しかし、小岩から錦糸町あたりというのは、都区内だけど、山の手線地域とは、まったく風俗がちがうねえ。それに、バスで移動すると、ふだん電車で移動しているのとはまったくちがう景色に出合う。おもわぬところに、大衆食堂を、たくさん発見した。バスで移動してみないとわからない、まだまだ知らないことがたくさんあるのだなあ。
ああ、しかし、疲れた。途中下車したりで、終点の池袋に着いたのは6時ごろだった。しかし、一日乗車券500円で、すごい充実感のあるアソビだった。
夜は濱田研吾さんの「徳川夢声と出会った」(晶文社)の、BOOKMANの会うちうちの出版記念飲み会、ああ、酔った酔った。
ああ、こうしちゃいられない。
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