料理の現実
初校は予定どおり進行し、今日、編集担当者の手に渡る。解説を書いていただく方も決まり、装丁のデザイナーさんも決まり。なんと、編集、解説、装丁、すべて「若い妙齢」な美人である。シアワセ。しかし、ここまでは順調だったが、問題は、これからだ。
「はてなダイアリー コンビニ研グルメ班」の朱雀正道さんは、どうやら「ぶっかけめしの悦楽」を読んだらしい。そして、どうやら興奮しているらしい。
http://d.hatena.ne.jp/sujaku/20040404
うふふふ、あの本は興奮劇薬が入っているから、冷静に読むのは難しいはずだ。普通は、共感的に興奮するか、激怒的ゲロ吐き的に興奮するかのどちらかだろう。朱雀さんはなにやら共感するところがあったらしい。「百万の讃辞」を送られてしまった。容易ならざる事態である。まずは素直に、どうもありがとうございます。興奮さめて冷静になってから撤回しないようにお願いしたいね。
なんだか、これからの「はてなダイアリー コンビニ研グルメ班」の「カレー論」は面白そうだ。朱雀さんは「カレー論」とはいってないが、これはもしかすると、全世界的汁かけめし的台風に発達する可能性を秘めていて、目が離せない。
しかし、どうもいつも気になるのだが、日本人のインドカレー原理主義者というのは、毎日毎食インド人のようにインド料理の食事をしているのだろうか。インド風の食事が日々の生活なのだろうか。ほかの、ふつうのめしとか、ラーメンとかうどんとか、すしとかサバの味噌煮定食とか餃子とかマカロニサラダとか、そういう日本原理的めしはくわないのだろうか。
食事と料理、つまり生活は、なんらかの「重い現実」を背負っているし、そして「どんな重い現実があろうとも、人生を楽しんで前向きに生きていく」というところに、食事や料理とくに大衆食は成り立ってきたと思うのだが、生活ではない料理というのは、ほとんどそのことを抜きのオシャベリであることがおおい。そういう味覚は、ホンモノだろうかと思うのだ。
ああ、しかし、疲れた。サイトの更新をする気力がわかない。やっぱトシだ。あんなに書きまくることができる朱雀さんの馬力と脳力がうらやましい。酒でも飲も。
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