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2004/05/01

彷書月刊を読む

■12時から新宿で打合せ。往復電車の中で、頂戴した『彷書月刊』5月号を読む。特集「嬉嬉会会」。イマ「ききかいかい」と入力変換したら「奇々怪々」しかなかった。編集後記「猿楽町だより」によれば、「嬉嬉会会と名づけていろんな人の集まりをたずねてみた。役にたつのかたたないのか、何となく楽しそうなネットワークがあちこちにある。江戸時代から現代までの散歩道」
■高田衛さん(国文学者)「江戸のサークルさまざま」の「天狗芸術と言ったって、今どき何のことやらわかるまい。剣術のことなのである」「昔(江戸期をさす)は芸術といえば、まず剣術、弓術、馬術、槍術など武芸百般のことであった」にビックリ。ナニナニ「それに次いで文事も芸術になった。儒学、漢詩文、和歌、国学、講釈、医学、天文、茶道、能楽、人相学、卜占等等」ナント「世の太平につれて遊芸も芸術と呼ばれるようになる。連歌俳諧、謡曲、絵画、立花、書道、唱歌(浄瑠璃、長唄など)、笛太鼓、舞踊、芝居、曲芸その他もろもろ」だと。軍事殺人用のワザが芸術だったとは、ずいぶんイマのイメージとちがうなあ。料理は、どうだったのだろうか。
■しかし、昔から、いろいろな会というかサークルというかネットワークがあるものだ。ま、おれも、イチオウ大衆食の会を主宰してはいるが、最近はオフィシャルにはさぼっている。テキトウにナントナク続くというのもいいんだなあ。今日打ち合わせのとうきょうEDは年2回の定例の研究会とイベント、まもなく始まって1年になるBOOKMANの会は隔月に座談の会のようなものがあって、いずれも堅苦しいものではなく面白いだけだから、続いているんだなあ。
BOOKMANの会座長の南陀楼綾繁さんは『彷書月刊』では連載をもっていて「ぼくの書サイ徘徊録」第34回は「レコメンドはお好き?」だ。紹介のサイトは、「書肆 砂の書

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