ヒトはナゼ酒を飲むのか
綾瀬で古本屋+酒をやろうという誘いがあった。酒の誘いは断る理由がない。
しかし、綾瀬というのは、東京都か? 念のため地図を見ると地下鉄千代田線北千住の一つ先で東京都だった。それなら、北千住の「大はし」に寄ってから行こう。「大はし」は、昨年の改装閉店の日に入ってあと、行ってない。
というわけで、まずは一人で、大はし。ビール1本熱燗2本。どうも最近は、自棄酒マンさんのサイトの影響で、清酒の糖類添加が気になる。
自棄酒マンさんは、日本酒文化のためには、糖類添加はしないという志をもった酒蔵の酒を支持しようという主張である。大吟醸だの純米酒だのとヨロコブのもいいが、マズ普通酒から糖類添加をなくそう、普通をよくしようというのは、マットウな主張だと思う。しかし、おれは、アルコールならナンデモよいのだ、と思って飲んでいたのだが、糖類添加は飲めばわかる。とくに熱燗だと、スグわかる。大はしの山形正宗は糖類添加だね、いままで気にしたことがなかった、一口飲んでわかった、でも男は黙って日本酒だよ、もう一本ちょうだい。と、まずは、軽く身体を酒にならし、綾瀬へ。
綾瀬駅、改札出たら、前に南陀楼綾繁さんとお友達1人。待つことチョット『酒とつまみ』編集長のオオタケさんあらわれる。あははははは、この古本+酒場というのは、『酒とつまみ』5号に南陀楼綾繁さんが書くための企画なのだ。古本屋は、アノ知るひとぞ知る「デカダン文庫」。名前からすると、かなりアヤシイ本があるのではと思ったが、フツウの古本である。でも、なかなかの品揃え、しかも、どの本も管理状態が良好。オオタケさんが買った古本、おれが先に見つけたら、おれが買ったのに。クソッ。ようし飲むぞ、と、前の大衆酒場「三楽」へ。
ビール1本に熱燗2本。もう糖類添加かどうかなんか、どうでもええ。デモ、これは糖類添加じゃなかったね。納豆オムレツというのを、初めて食べる。うーむ、納豆に熱をくわえるというのは、ナント下品なよい味だろうね。
デハ、つぎ。とことこ歩く。ちょっと歩いて、前に「デカダン文庫」があったという地域の酒場へ。これが、なかなかよいヤキトン屋である。名前忘れた。ホッピー、中おかわり、ホッピー、中おかわり、というあたりから記憶がなくなる。
気がついたら朝だよ。どうやって帰って来たのだ。電車で帰って来たに決まってるだろなあ。ああ、ちょっと頭が痛い。この顛末は、『酒とつまみ』5号に載ります。綾繁さん、どう書くのだろうか? そういえば、毎月たくさんの原稿を書きまくり、共著はあるのに自著がなかった綾繁さんの初めての本が、イヨイヨ今月発売になる、無明舎から『ナンダロウアヤシゲな日々』楽しみだなあ。
ああ、まだ酔っている。飲んだら、二日酔いのほうが得した気分になれるね。同じカネで二日酔えるのだから。
ご参考。
「ザ大衆食」昨年、改装閉店の日の大はし
自棄酒マンさんのサイト 酒のことは、この人に書かせるべきだと思います。
酒とつまみのサイト のんべえは、この雑誌を読むしかない。
無明舎のサイト 『ナンダロウアヤシゲな日々』を買いましょう。おれのことも書いてあるそうだ。
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
南陀楼綾繁さんからメールがあって。
……綾瀬の一軒目は「三楽」ではなく「三幸酒場」ですよ。
だそうです。スミマセン、訂正です。
しかし、いい酒場だった。たたずまいもよかったし。デジカメ持っていたのに、アタマが飲むほうに傾斜していたから、写真撮ってくるの忘れてしまった。
投稿: エンテツ | 2004/05/10 15:11