「新鮮」センチメンタリズム
昨日気がついたのだが、近所のスーパーの魚売り場の「マグロ」に「養殖」や「解凍」の表示がついている。やっと、ここまできたかというかんじ。
このあいだ郡山で、電車を待つあいだ、どこでもいいやと駅前の居酒屋チェーン店に入った。今週の店長オススメメニューとかいうのがあって、「新鮮でおいしい刺身!」とかあって、マグロ、タコ、それからもう一品あった。どれも、あきらかに、「解凍モノ」である。
こういうことは、よくある。その場合「新鮮」とは、どういう意味なのか。解凍したて? ということ。まさかね。
大部分のひとが、解凍マグロでなければマグロをくえない時代に、いつまでも「新鮮」というのは、おかしいし、そういうマグロを評価するのに、「新鮮だからうまい」というのもおかしいと思うのだが。
日本は海にかこまれた美しい国、というセンチメタリズムが「味覚」になっている。いつまでつづくのか、この惰性。
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
コメント