暮らしの手帖20号、おいしいみそ汁がのみたい
■早稲田青空古本市初日。8時からの飲み会目的だが、探している古本もあって、穴八幡の会場へ。現世セドローくん、立石イチローくん、ごあいさつ。目当ての系統はなかったが、「暮らしの手帖」がイロイロあったので区切りのよい20号を手に。72年発行というのは、いいセンだ。
「おいしいみそ汁がのみたい」の記事、リード文。「昔、まい朝うまいみそ汁をのみたくて、それで結婚した男がいました、その男はいま、行きつけの飲み屋で、毎晩一杯のみそ汁を、複雑な表情で、すすっています、どうやら男というものは、女のひとより、ずっとみそ汁が好きなようですね、毎朝おいしいみそ汁を、どうすれば作れるか、書いてみます、読んでいただけますか」
イマドキの女なら怒って、そんなの読んでやらねえよ、という感じ。しかし、その内容は、悪くない。「ダシは、なにを作るときも、カツブシがいちばん、とおもいこんでいる人が、ずいぶんいる、小さいときから、わけもわからず、そうおもいこんでいるのか、ねだんが高いから、カツブシが上等だときめているのか、でなければ、料理の先生がそういうのを、うのみにして信じているのか、そのへんのことは、わからない。」
■ま、それで、予定通り高田馬場駅前の「紫蘇の実」で飲み会となった。先に魚雷さんと飲み始めていると、セドローくん、イチローくんが、イマ注目話題の逸材とか、「株式会社 古書ことば」のシャチョーをつれてあらわれる。28歳。入る会社どこも続かず転々のち現職に。うーむ、これは、ななななんと……いまどきの若者はエライ! フリーターが問題になっているが、ようするにイマの財界指導者にはアホしか残っていないから、うまく若者の能力を生かせないだけじゃないの。ま、とにかく、結婚式帰りの、アヤシゲさんとハマケンさんもあらわれ、わーっと、でした。そうそう、南千住の「パワーブレンドたこやき」に行かねば。
■「書評のメルマガ」の原稿締め切りが5日と迫ってきたが、予定していた長尾智子さんの『長尾食堂』が、どこに入ってしまったのか見つからない。狭い部屋なのに。有元葉子さんの『有元葉子の料理の基本』でいくことにする。はやく書くべ。
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コメント
アッシのばあい、ガキのころから煮干のダシで育ちました。近年は、基本的に煮干で、ときたまサバとかアジの雑節をつかい、最近は雑節の混合削り節というのを使ったりして、ま、アレコレ。ようするに、煮干や雑節は、コクが違いますですね。グイッと力が出ます。それに煮干は、昔と製法が違うから、アタマもハラワタとらなくてよいし、みそ汁の具と共にバリバリ食べちゃいます。でも、即席みそ汁、アサゲとか、いつもあります。酒飲んで帰ってきて、あるいは二日酔いの朝、みそ汁はないけど、どうしてもみそ汁が飲みたい、というときに飲みます。ま、堕落バンザイです。
投稿: エンテツ | 2004/10/05 00:47
うちは万年朝は出汁とって味噌汁作ります。べつに自慢してるわけじゃありません。当たりめえ、って感じでつくります。出汁は夏場は朝煮干をアタマもアラワタも取らずにぶちこんでそーっと弱火でとります。冬場は石油ストーブの上に水を入れた鍋をかけ、その中に同じく煮干をアタマもハラワタもとらずにかけます。冬場の、石油ストーブの「遠火の強火」がよいらしく、冬のほうがだしはうまいです。澄んだ黄金色の出汁。馴れちゃってるので手間でもありません。だから市販の即席味噌汁はなんかアルコール臭くてダメ。
投稿: たまみほ | 2004/10/04 11:27