カラスを食べた? なんでも食べるぞ信州人
11月30日「BOOKMANの会に「アステア・エンテツ犬」登場」だが、作者の現代鳥獣戯画の神様巫女教祖様・内澤旬子画伯に断らず「アステア・エンテツ犬」を掲載した。しかし、内澤さんが日記で「由緒」を書いているので、これはもう「使用許可」と解釈し、←左サイドバーに昇格、内澤さんが「由緒」を書いている日記にリンクをはった。「アステア・エンテツ犬」に酒とゲロめしかけて可愛がっておくれ。著作権は内澤さん。
そのBOOKMANの会(11月29日)には、書肆アクセスの畠中理恵子さんがゲストで参加。食関係の地方出版物「食~北海道から中部まで~」をもとに、各地の「郷土食」のオモシロサを話した。なんといってもオモシロイので話題が集中したのは、長野県。本もオモシロイものが多い。
『なんでも食べるぞ信州人』中田敬三著・郷土出版は、カラスまで食べる信濃人の食文化考である。みな「エッ、ほんとうにカラス食べるの?」とオドロイタ。が、その実際が、イマイチはっきりしなかった。
ほんとうに食べたのだ。畠中さんが調べて、書誌アクセスのページの「半畳日録」に書いている。11月30日「カラス田楽」。
http://plaza.rakuten.co.jp/accesshanjoe/diary/200411300000/
うーむ信州人、おそるべし。これは「奇食」じゃないのか。なぜ、こうもイロイロ食べるのか。と興味がわく。信州人は好奇心が強いからだという説明をときどき聞くが、それだけか?
そういえばおれも、ザ大衆食のサイトに、小諸の揚羽屋でめずらしいものを食べた話を書いている。ホントウに信州人は、「なんでも食べるぞ」
http://homepage2.nifty.com/entetsu/sinbun04/agehaya0407.htm
先日おれは、書肆アクセスで、長野市の柏企画が編集発行の『粉物のすすめ 信濃は小麦粉消費大国』を買ってきたが、なかなかオモシロイ。粉物やおやきに対する「情熱」がちがう、ねついのだ。大都会のマーケットを見ているだけじゃ日本食の実態は、わからん。
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コメント
しおいりさん、ありがとうございます。
カラス田楽、すっかり忘れていましたが、
おかげで思い出しました。
缶詰があるとは、すごいですねえ。
投稿: エンテツ | 2006/03/08 00:53
はじめまして。知人にカラス田楽の話を聞いて、グーグル経由で来ました。缶詰があるらしいので、探してみようと思います。
投稿: しおいり | 2006/03/07 19:16
上野さん、コメントありがとうございます。
カラスは、ほかの地域でも食べられていたようです。庶民の生活は、三代さかのぼっても、何を食べていたか、よくわからないことが多いですから、江戸の頃となると、はてさて。
ま、むかしの書物は、文字を書く人がカラスを食べるような生活じゃなかった可能性もありますから、実態はなかなかつかみにくいけど。でも、もしかすると、カラスが「珍味」だったりして。
投稿: エンテツ | 2004/12/04 22:44
オレ信州人(おふくろの実家。疎開で中学一年まで)だがカラスを食ったことないや。従兄弟(伯父の次男)が信州別所温泉で旅館をやっている(創業160年くらい)「はちの子」「いなご」は経験あるけど。
『信州奇人考』(井出孫六・平凡社)はパラパラ見たがよく読めば「カラスを食べる」話がでてるかも。
投稿: 上野朝夫 | 2004/12/04 10:58