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2005/01/04

オッ「大衆食堂の研究」から10周年

忘れていたが、おれの出版デビュー作『大衆食堂の研究』の発行は1995年7月だから、2005年の今年は10周年なのだ。

「大衆食の会」も、10周年。それまでは、いいかげんに「大衆食堂で食べよう会」などとハガキに書いて案内していたのだが、本をだすにあたって、おれが無名の新人なものだから、著者名になにかモットモラシイ会の名前を入れたほうがよいという編集者のアドバイスもあって、「大衆食の会」を名のった。

大衆食の会になってからの初快会食は、1995年10月19日、「サバ味噌煮を食べる会」だった。そのときの様子は、紙版「大衆食の会通信」に載せ、ザ大衆食のサイトに転載してある。
http://homepage2.nifty.com/entetsu/kai951218.htm

昨年は、一回も大衆食の会をやらなかったが、今年は2月に予定しているほか、10周年記念イベントも含め何回かやる予定。

ま、とにかく、おれは、『大衆食堂の研究』の発行のころは、マダ50歳そこそこの若さだったが、10年たってアワレな老人62歳である。

しかもバブルでイカレきったあとの世間のアタマは『大衆食堂の研究』を受け入れがたかったのか、あまり売れなかったし、「下品」というよろこばしい非難をあびるし、出版社の三一書房は労使紛争と経営紛争のゴタゴタで、配本も発行もできない状態になった。イッタイこの10年間は、祝えるかどうかわからない「失われた10年間」ともいえそうだが、しかし、なんでもいいからリクツをつけて酒を飲んで騒げばよいのである。

『大衆食堂の研究』は、どうして始まったのか。ということは、明日から書こう。

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