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2005/03/16

悩ましい「食育」

朝日新聞社「一冊の本」2004年3月号に書いた「「食育」ナンダロアヤシゲ」をザ大衆食のサイトに掲載した。
http://homepage2.nifty.com/entetsu/sinbun05/syokuiku_asahi.htm
もうウンザリであるが。

ちくまプリマー新書の、これから発刊予定に、邱永漢さんの「故郷は残るが国は残らない」がある。
http://www.chikumashobo.co.jp/top/pshinsho/index.html
戦後まもなく邱永漢さんが「食は広州に在り」を書いたときから変わらぬ「故郷は残るが国は残らない」という主張だ。

「食育」も、故郷は残るが国は残らないから「ふるさとの味」を大事にしよう、ということならわかる。しかし、いまの食育基本法案は、故郷を滅ぼした国が、またぞろ同じ考えで、故郷は滅びてもよいが国に感謝し国を残せというものだ。すでに、政府与党の自由貿易協定積極推進で、故郷は死んでいる。

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