悩ましい「卵の温度」
きのうの「卵かけめしの基本」の続きだが、卵と醤油を一緒にといてからめしにかけるか、卵をといてめしにかけてから醤油をかけるか、どちらにしても、料理としては、もう一つ大事な問題が残る。
めしは炊きたての温かいものだとして、卵の温度は、どれぐらいがよいかということだ。
おれは、新潟日報のインタビューに、「冷蔵庫の卵は、ちょっと常温のなかにおいてからのほうが卵かけめしがうまいと思う」と言った。新聞には「冷蔵庫から出して常温になった卵がおいしい」と書かれてしまい、ビミョウに違う。でもとにかく、いったい何度ぐらいの卵が、卵かけめしによいのか、正確には知らない。冷蔵庫から出したての冷たいのよりは、常温のなかにおいといたほうがうまく食べられるという体験はある。
料理は、温度と味覚の関係をアンバイするものでもあるし、温度と味覚の関係は深いのだから、冷蔵庫の卵を常温のなかにどれぐらいおいとくかは、「卵かけめし料理」の大事なところのハズなのだが。実際は、そこまで真剣になって、温度を料理したことはない。適正な温度を、おれは知らない。悩ましいが、グルメでもないから、テキトウにやっている。
グルメなみなさんは、トウゼン、知っているのだろうなあ。これは、B級グルメの課題かな? A級のひとはトウゼン知っているよね。
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コメント
どーも、とよださん、はじめまして。
卵かけご飯はうまくて楽しい。そして比較的小さいときから何度もやってきて、なんとなくイロイロなやり方をし、それぞれが、自分はこの方法がよいという発見をする。というような流れ、大げさにいえば「歴史」があるように思います。簡単なようだけど、立派な料理である。そこがまたオモシロイような。
とよださんのブログ、いまちょこっとだけ見させてもらいました。またあとでゆっくり見せてもらいます。
これからも、よろしく~
投稿: エンテツ | 2005/03/22 09:50
はじめまして。
このエントリを拝見しまして、思い返してみたところ、自分なりの卵かけご飯に対するこだわりがあることに気づきました。おもしろいですねぇ。
私の現在のベストなトッピングは「やわらぎ」もしくは「なめ茸」ですが、他にもいろいろ試してみたいと思います。
卵かけご飯に限らず、今後も楽しみにしております。
投稿: とよだ | 2005/03/22 01:16
熊さん、どーも、はじめまして。コメント、ありがとうございます。
そうですか、テレビでもやっていましたか。卵かけめしは、ホント、いろいろありますよね。トッピングとか、どんな漬物と相性がいいかとか、すごくオモシロイので、このブログでも、まだまだ書きたいと思っています。
ヤマニ食堂は、中野区の鍋屋横丁にある一軒に行ったことがあるのですが、なにせ97年ごろのことなので、一応ザ大衆食の「大衆食堂系一覧」に名前住所を載せて、お店のページにリンクをはってあるだけなのです。
http://homepage2.nifty.com/entetsu/mise.htm
ここは、建物は新しくなりましたが、戦後の外食券食堂、民生食堂時代からの古い大衆食堂です。
あと、ほかのヤマニ食堂、どこが残っているのか、サボっていて、まだ調べてないもので。もとが、はたしてみなヤマニバーあたりと同じ系列かどうかも、知らない状態で、大衆食堂であるとかないとかの判断もしてないのですが。
しかし、最近は居酒屋の食堂化、食堂の居酒屋化、両方すすんでいるし、日常ご利用している方の判断でよいのじゃないでしょうか。江戸期から縄のれんの居酒屋と飯屋の区別はアイマイですから。
とりあえずこんなところで。これからもよろしく~。また、ヤマニ食堂ほか、食堂の話なども教えてください。
投稿: エンテツ | 2005/03/18 15:28
エンテツ様
はじめまして、熊と申します。
卵かけ飯の件ですが、昨日、某TV番組にて
ご飯に醤油をたらし、かき混ぜた卵をかけて
食しておりました。
エンテツ様の書かれている通りいろいろな
食べ方があるものだなぁとつくづく思いました。
ふと、思いつきまして書き込みさせていただきました。
ブログ及びその他の記事の更新楽しみにしております。
P.S.
やはり、ヤマニ食堂系列は大衆食堂からは
はずれるのでしょうか。
エンテツ様の記事にはあまり登場しないものですから・・・
投稿: 熊 | 2005/03/18 13:58