ダックライスとチキンライスと鶏飯
昨日の日記に書いたように、「タイの汁かけめし ダックライス」をザ大衆食のサイトに掲載し、そこに、写真のトリは、ダックというけど、鶏じゃないの? というようなことを書いた。
ごらんになった方からメールをいただき、もしかしたら、この店の「チキンライス」と同じようなものではないかと。
海南チキンライスの店・夢飯
http://muhung.fc2web.com/
たしかに、海南チキンライスは、鶏のスープでめしを炊き、蒸し鶏を切ってのせ、タレをかけるし、トッピングまで選べるので、ほとんど同じようだ。あと、フライドチキンを切ってのるのもあって、オモシロイ。
うーむ、こりゃ、うまそうだ、値段もリーズナブル。西荻へはときどき行くから、こんど食べてみよう。
ふつう日本では、「チキンライス」というと、チキン入りケチャップ味のヤキメシというイメージが一般的じゃないだろうか。ところが、拙著『汁かけめし快食學』にも書いたと思うが、日本には江戸期から「鶏飯」なるものがあり、これが、鶏のゆで汁でめしを炊き、そのめしにゆでた鶏肉を切ってのせ、だし汁をかけるというもので、ダックライスや海南チキンライスと、ほとんど同じような料理なのだ。これを、明治期の「西洋料理店」で「チキンライス」といって提供していたような痕跡もある。探れば探るほど、おもしろい。
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