戸川純に、岡崎きゃうこのうんこ
年寄りの手術は、田舎の公立病院ではできないとのことで、おなじ埼玉の田舎だけど悪名高いし高いカネとられる私立大学病院でやることになる。んで、もしかすると、この狭い部屋に、年寄り夫婦の片割れを泊めなくてはならない。DKのほかには、6畳と4畳半だけ。おれがパソコンや本を置いてオシゴトなどしている4畳半に、一人寝られるスペースをつくる。ということを昨日からやっていて、片づいた。片づけをしていると、思いがけないものが出てくる。こんもの、持っているのも忘れていた。
前にも出てきて3月26日の日記「東京おとなクラブ」に書いたが、こんどは、「東京おとなクラブ」増刊の『PRESS』で1984年8月創刊号というやつだ。前の「東京おとなクラブ」は1984年4月発行の4号で、先日亡くなった杉浦日向子が表紙のデザインをやっている。こんどのこの増刊は、スゴイぞ、売ると酒代ぐらいにはなるんじゃないかなあ。
特集が「玉姫様伝説 戸川純」。単独インタビューを中心に、10数ページ。その前に4ページ、ガキ顔の浅田彰が。それから藤原カムイのコミックス。とかとかとかで、なんと、岡崎京子が「岡崎きゃうこ」というチャメな名前で「青春ほのぼのまんが るみ子の悩み」を。岡崎きゃうこが描いている「うんこ」を、ごらんいただこう。
しかし、まあ、この編集後記らしいの、サインが「A.N.」であるから、これはトウゼン中森明夫だろうけど、なんとまあ気どって、もったいつけた。若かったのねえ、うふふふ。「いずれ近いうちに人類は滅亡する。いいとか悪いとか、怖いとか怖くないとか、そんなこととは別に、必ずそうなる。ぼくたちは地球最後の観客になるんだ。」と書き出し、「「PRESS」のスタッフは全員60年代生まれ。90年代を20代で、そして21世紀を(もちろん21世紀があればの話ですが)30代で迎える近未来キッズの集団です。先鋭でガキっぽいジャーナリズムに広援を!」って。この「広援」は、たぶん「応援」の誤植だろうけど。
ようするに、そして、みな、ただのオヤジとオバンになりました。
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