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2006/01/13

「食品商業 2月号」 必然か おせっかいか 食育基本法

15日発売の「食品商業」2月号が届いた。連載「食のこころ こころの食」、今回のテーマは、「必然か おせっかいか 食育基本法」。

今回から、執筆者3人が揃った。ので、誌面に掲載されているプロフィールを紹介しよう。

清水信次さん
1926年4月三重県津市生まれ。43年12月、大阪貿易学校卒業。45年9月、清水商店設立。56年9月、㈱ライフコーポレーション設立、代表取締役社長に就任。88年、代表取締役会長兼社長に就任。99年7月、日本スーパーマーケット協会初代会長に就任(現任)。

渡辺征治さん
1965年宮城県石巻市生まれ、現住。フリーライター兼米農家。仙台でコピーライターを勤めた後、ルポに転向、代々のコメ作りも手伝う。自然と農村漁業、そのまわりの衣食住を主題に、月刊『家の光』(JAグループ家の光協会)、季刊『住む。』(農文協)等に執筆。

そして、おれ。

おっ、「連載 激論エッセイ」とな。うーむ、なかなか、こういう顔ぶれで、同じテーマについて書くって、おもしろいねえ。それぞれ思ったとおりに書いているから、違いが出ているし、そして、食に向き合うものとして、やはりどこかに共通する問題意識があって……、いいねえ。

清水さんの見出しは、「世の乱れの根底に食の乱れ、食育にこそ喜びを見出そう。」
渡辺さんの見出しは、「読めば「それで?」なのだけど法制で動くものもある、か。」
おれの見出しは、「政策が生んだゆがみを「心の問題」にすりかえるな。」

どこか、本屋で見つけて、読んでくれ。


ライフコーポレーションのHP
http://www.lifecorp.jp/

渡辺征治さんのHP「ストリームバンク~北上川の畔から」ブログもあるよ
http://www.streambank.info/

ついでに参考、ザ大衆食「食育ナンダロアヤシゲ」
http://homepage2.nifty.com/entetsu/sinbun05/syokuiku_asahi.htm

しかし、なんだね、「大衆食」だの「大衆食堂」だの言っていると、なんとなく食育大賛成!っという雰囲気でな、むかしながらの大衆食堂こそ、いまこそ食育ですよ、とか言っていると、食育はよいビジネスチャンスで、実際おれのまわりじゃ儲けているやつがいるけど、こうもあからさまに異議を唱えていたのでは仕事が来ないね。でも、もっとなんだね、この『食品商業』のように反対も含めて議論にしなくては、食育も深まらないでしょう。

批判する精神、される精神から、未来が生れる。なんてね。

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コメント

近藤さん、どーも。

こうやって見ると、オレがいちばん、クセがないおだやかな人間におもえます。

投稿: エンテツ | 2006/01/14 06:51

 遠藤さん。早速ご紹介いただき、ありがとうございます。『食品商業』編集部の近藤です。
 ご覧になっている皆さん。
 国を告訴する最大手スーパーマーケット企業経営者:清水さん(80歳)、素朴なのにシニカルな手作り享楽主義のライター兼業農家:渡辺さん(40歳)、そして、遠藤さん!
 同じテーマ、全く同じ執筆依頼書で、どれだけバランバランな面白いことをお書きいただけるか。オレが一番楽しんでますが。ぜひ、お目通しよろしくお願いします。

投稿: 近藤昌 | 2006/01/13 22:32

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