« 家事労働 | トップページ | たかが煮物で人生まで考える »

2006/01/21

ゲロめしの行方へは

12月22日「はたして、ゲロめしの写真は?」で書いた週刊朝日の取材の結果は、来週発売の号に掲載の予定だったが、なんだかおれはほとんど興味のないジケンの連続で世間は大騒ぎしているから、そちらのネタが優先でふっとんでしまった。先のび掲載の可能性がなくはないが、これだけジケンが重なると、期待はできない。ま、めずらしいことじゃない。記者の方には、関心を持っていただいただけでも、ありがとう、だけど。

売れないがゆえにフリー、のライターのめぐりあわせって、だいたいこんなもん。おれなんか、ガキのころからそうだった。でも生きて、食っているんだなあ。酒も飲んでるぜ。あっ、食わせて飲ませてもらっているのか、どうも、ありがとう。

しかし、メディアは、どこもおなじようなジケンばかり追いかけて、ま、追いかけるのはいいけど、どうせ独自の突っ込みをやれるわけじゃなし、どこも上面なでて騒ぐだけ。それで楽しんでいる連中が多いのだから仕方ないね。荒野だからね。

荒野を暴走するワタクシは、せっせと酒の原稿を、着々、いま20枚分の5枚ぐらいは書いたか。イイ調子。予定どおり仕上がるだろう。と、余裕のブログ。

しかし、なんだね、おもしろいのは、なんてのかな、たとえば新聞でいうと「学芸部」「文化部」系とかは、それに「生活部」系も、おれの書いていることなんか、まったく無視なんだけど、社会部系とかはちがうんだよね。

いまの「学」とか「芸」とか「文」は、そのカタチになっていることが重要で、内容や社会性なんかどうでもよいわけだからね。だいたい、高尚なインテリ相手だしさ。クソクラエだよ。それに食育基本法ハンターイなんてやっていたら、生活系にも相手にされない。グルメを虚仮にしているから、エンターテイメント系にも相手にされない。

そういう学芸部だの文化部だの、その周辺の「評論家」だのを頼っている出版業界も情けないね。先がないのはトウゼンだね。ま、同じ趣味の仲間で自己満足泥船鍋を突いているようなもの。とか、書くと、ますます立場は悪くなる。

シゴトにもどろ。コツコツやるだけ。飲むときはガンガンだけど。シゴトはコツコツで、飲むのはガンガンだと、赤字だなあ。ま、成功したかったら、マスコミに逆らわないこと。マスコミのご意向を読みながら、ものを言うこと。

| |

« 家事労働 | トップページ | たかが煮物で人生まで考える »

コメント

まったくなあ、評論家兼プロデューサーなんて、自作自演自画自賛のペテンじゃないか。Yけんとか、Iばしとか、えーと、ゴロゴロいるな。

おれは、そんなメンドウしたくないよ。だいたい、儲けても、あんたには奢ってやらない。

憎まれ口たたいて稼ぐ方法を考えよう。

投稿: エンテツ | 2006/01/21 18:04

そうそう、呑み喰いの物書きとして成功するなら名の知れたグルメ評論家や居酒屋評論家みたく、店の悪いことは一切書かないで癒着同然にひたすら褒めちぎって宣伝するくらいじゃないとね。
んで、実は裏では褒めた店のプロデュースを請け負ってたりしてね。

だからエンテツさんも大衆食堂と裏でプロデュース契約をして、表ではそれを隠して雑誌で絶賛したりとかして、ちょいと金儲けしておいらに奢って!

投稿: 吸う | 2006/01/21 17:48

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ゲロめしの行方へは:

« 家事労働 | トップページ | たかが煮物で人生まで考える »