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2006/01/06

南魚沼コシヒカリは雪の下の雪まつりにはなぎら健壱も登場

h18好評のザ大衆食「稲刈り寸前 魚沼コシヒカリ風景 in 南魚沼」に掲載の、同級生クボシュンさん撮影の写真だが、ほぼ同じ位置から元旦に撮影した写真が届いた。クリック地獄で写真拡大。秋の実りの風景と雪景色を比べてみてくださいよ。

すでにマスコミが報道のとおり、この冬の新潟は大雪だ。いまからふりかえると南魚沼地方は、おれが訪問し12月13日「高千代酒造へ」に載せた雪景色写真のころから、ずっと降っているのだ。

しかし、たまたま元旦は晴れで、クボシュンさんは眺望絶佳の坂戸山へ登り、この写真を撮って送ってくれた。写真中央の川は魚野川、左奥は、苗場山。

この雪のおかげで、いい水、いい米、いい酒があると言っても、いくらなんでも降りすぎ。でも、おれがガキのころは、だいたいこんな感じで、小学生のころは電線をまたいで学校へ通った。

いまは、これだけ降っても自動車の通行が可能だが、むかしは半年は雪の下。生魚なんかないから食えなかったよ。大根と野沢菜の漬物が主菜。

たのしみといえば、日々の酒(だからみな大酒飲みになる)と、2月の神社の祭。この祭は、「さいの神」というやつで、一晩中神社の境内でかがり火が燃え、餅まきがあって、大変混雑した。それが、だんだん発展し、おれが高校を卒業し上京する1962年ごろには、町中で取り組む「六日町雪まつり」に。そして平成大合併で「南魚沼市雪まつり」になった。いまでは、冬でも刺身は食えるし、六日町の大衆食堂的蕎麦屋の万盛庵じゃ、春の山菜の冷凍したやつを、ほとんど春の味と香りで食べられる。

ってことで、今年は、南魚沼市になってからの初めて雪まつりで、地元じゃ張り切っているようだ。2月11日(土)12日(日)、プログラムを見たら、両日のメイン会場には、なぎら健壱さんも登場する。ってことは、六日町に泊まるのだな。

札幌の雪まつりのような華々しさはないが、札幌より雪深く、まさに「雪国」という風情のなかの雪まつりは、今年のように雪が多いほど、また一段と味わい深いだろう。雪のないところにいると、大雪で大変だろうと思うが、土地の人間は大雪に驚きこそすれ「やっぱ雪がないと雪国じゃねえて」というかんじで、アンガイ平気で元気なのだ。おれも地元で暮しているときは、そうだった。雪の中でこそ、雪国の人情は濃くなる。

ま、一度は、この大雪のなかの祭を体験することをオススメします。町中に温泉はあるし、きのこがタップリ入ったあったかいけんちん汁や野沢菜漬で地酒を飲むなんて、サイコーだて!

東京からだと2時間弱で着ける。上越線が動かなくても、新幹線で越後湯沢駅に着けば、バスで移動できる。祭専用のバスも動くらしい。新幹線つかえば日帰りでも十分たのしめるよ。

ああ、書いているうちに、いますぐ行って、温泉に入って、うめえ酒を飲みたくなった。

南魚沼市六日町観光協会のサイト。クボシュンさんが撮った、おなじ写真が載っている。
http://www.yukiguni.ne.jp/mkanko/

雪と「闘う?」、万盛庵の萬ちゃんのブログ
http://www.doblog.com/weblog/myblog/38673

おらとこの方言も勝手に登録されている、ゆきぐにネット
http://www.yukiguni.ne.jp/

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