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2006/02/12

上野で飲んで商社が気になる

上野「かわさき」で飲む。ある大手商社の食関係部門の動向をツマミに、最近の食の生産流通アレコレを。かつての農家に対する農協の寡占状態は、ますます後退し、かわって大手商社が支配するところになるのか。鳥インフレエンザ問題でも、マスコミが叩くのは中小の養鶏業者で、以前の浅川がよい例だが、あそこが潰れて得したのは大手だった。

農協や生協や商社など、農家や産地の抱え込み競争が激化している、という視点をはずさないようにしないと、いかんなあと思う。大手商社は「悪」と決まっているわけじゃなく、最近は抗生物質が入ってない飼料の開発もしている。とはいえ、ま、ようするに大市場中心の生産流通体制にならざるを得ないわけで、何度も書いているように、過度な東京一極集中のために、犠牲になることがたくさんあるわけだ。

うふふふふふ、「東京市場」のために、かなりのことがおかしくなっているわけだから、東京だけを「日本」から切り離して、大いに規制を緩和して、牛肉でも農薬ドッサリ中国野菜でも、自由に流通できるようにするのがよいかもね。そうすれば、他の地域は「地産地消」を基本に、よりよい生産流通体制ができるかも知れない。

ぐへえ、それにしても酔った。最初に生ビール二杯、あとは燗酒をハテ何本あけたのか。今日は2時から飲まなくてはならない、せめて3時にしておけばよかったなあ。

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コメント

大きな商社は、もう自己コントロール能力を失いカネのニオイに生きる妖怪みたいなものですね。

D社も70年代ぐらいまでは、生活の必然性にそうようにやっていたようだけど、「オレンジ王国」だのなんだの言い出してから、カネが自己目的化したような。

でも、まあ、流通というショーバイはおもしろくて、ついつい熱くなってしまいます。

投稿: エンテツ | 2006/02/13 09:03

かって、元最大手流通業にいた時、
取引先の各大手商社・製造会社のお偉いさん
たちが、異口同音に、オンナとマヤク以外は
ナンでもやると豪語してたのを思い出しました
穀物メジャーや国際流通業に負けじと
農産物も武器もなんでもありなんでしょうね。
取扱い品には聖域がないなんてのは、
どこかの首相の言い草にも似てるようで。
でも最下っ端とはいえ、そういう仕事を
死に物狂いでやってきた団塊世代の一員
なので、えらそうなこといえませんが。

投稿: ボン 大塚 | 2006/02/12 11:35

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