マルシンのハンバーグに東陽片岡さんの漫画
マルシンのハンバーグを食べた。ひさしぶりだなあ、10年ぶりぐらいか? 焼いてバターをのせ醤油をかけて……うまい! これはこれの味わいだ。1個だけじゃ足りない、もっと食べたいと思った。
マルシンのハンバーグで思い出すのは、東陽片岡さんの漫画だ。しがない中年男が同居の肉感的な女は、マルシンのハンバーグが好きで、マルシンでないとダメ。ある夜、男は女にいわれて、マルシンのハンバーグを買いに出る。しかし、マルシンのものがないので、別のものを買って帰る。女は怒って家に入れてくれない。男は、しかたなく近くの酒場へ行く。女は怒ると4、5日は家に入れてくれない。で、入れてくれたあとは濃厚なアハンで……などと、酒場にいる男たちに話す。というような話だったように思うが、これ、しかし、なんの話なのか。とにかく、そのマルシンのハンバーグが記憶に残る漫画。
これを弁当のおかずで食べた思い出のあるひとは少なくないようだ。70年代80年代。洋食やひき肉料理などにはあまり縁がなかった家庭の台所にまで、マルシンのハンバーグは普及した。
丸大のハンバーグは、「中流意識」に対する媚びを感じるが、マルシンのハンバーグには、それがない。潔い大衆文化だ。
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コメント
地味なマルシンハンバーグを食べる女は、
はたして地味か。
投稿: エンテツ | 2006/02/27 00:03
うは!懐かしいですね~。
うれしくて思わず検索したら15年前のCMが復活とありました(笑)
かなり地味な話題です(笑)
↓この中で女の子も「ハンバーグじゃなくて"マルシンハンバーグ!"」と云っております。。
http://www.marushin-foods.co.jp/cm/index.html
投稿: たつ! | 2006/02/26 10:05
D社は、このへんのものを目玉に、ガンガンやった時期がありましたよねえ。
マルシンは実質一筋というかんじで、近頃、こういうメーカーというか商品の存在は、大事だなあと思っています。
浮かれずに、実質を選ぶ消費者がいる、あるいは選ばざるを得ない消費者がいる、ということでも。
投稿: エンテツ | 2006/02/26 00:49
うわあ、これは涙ものの懐かしさです。
マルシンのハンバーグ、ルーちゃんギョーザ
それと私のアダ名になってる松山容子の
ボン・カレーには格別な思い入れです。
これらは売れ数でいえば、私の担当だけ
でも、もう膨大なものだと思います。
そして今もまったく変わらずのマルシンは
すごいものですねえ。
投稿: ボン 大塚 | 2006/02/25 16:58