マカロニサラダと大根浅漬け
先日来、当ブログで話題にしていた野菜炒めは、「現代日本料理「野菜炒め」考」のタイトルで、連休中か連休明けぐらいに、入谷コピー文庫から発行される予定になっている。これは極少部数発行の非売品なので、極少数の人しか手にすることはできない。
それはともかく、この原稿を読んだ発行人、フリー編集者の堀内恭さんから手紙があって、すごく面白かったので、つぎは是非マカロニサラダについて書いて欲しいと言ってきた。なぜマカロニサラダかというと、左サイドバーのリンクにある「大衆食と「普通」にうまい」を読んでもらえばわかるが、そこに、こう一文がある。
どうもおかしい。たとえば、サバ味噌煮やとん汁や野菜炒めやマカロニサラダの歴史などは、話題にもならない。おそらく、この4品の歴史の重要性すら認識している人は少ないだろう。わが味噌汁の歴史ですら、かなりアイマイなものである。
カレーライスのような天下の大衆食も、本になると、戦前から大衆食堂の定番だった、ジャガイモごろごろの黄色いカレーライスは突然姿を消し、イギリスやインド、はたまた大日本帝国海軍や陸軍の料理になり、わがデクノボウの親や祖父母に類する普通のひとは登場することなく、「シュフ」「料理人」「食通」といった人たちが偉そうにしているではないか。そして、その偉そうな高額のカレーライスは、自分が食べてきた普通のカレーライスとまったく違うものである。どんどん自分の生活の実態や実感から離れていくのだ。
ま、この文章からだけでは、なぜ、サバ味噌煮やとん汁や野菜炒めやマカロニサラダなのかは、わからない。そのワケを書くと大変なのだが、ごく簡単に飲みながら堀内さんに話して、野菜炒めの原稿を渡したのだった。
マカロニサラダ、書く気マンマンになっている。たとえ読んでくれるひとは少なくてもよいのだ。堀内さんが読みたいというだけでも書くだろう。
野菜炒めも実際にアレコレ考えて調べて書いたら、おもしろいことがたくさんあった。マカロニサラダについても、おもしろいことがたくさんある気がする。
ってことで、マカロニサラダが気になっている日々、4月16日の日記に書いたように、「日本森林再生機構の第1回森林視察」で、秩父郡小鹿野町へ行き、ちょうど昼ごろだったので、小鹿野町では人気の大衆食堂「するがや」に入った。この食堂のことは、まだザ大衆食のサイトに掲載していないが、そのうち掲載する。
そこで、おれはヤキソバを頼んだのが、そのヤキソバだけではなく、ラーメンにも定食にも、このマカロニサラダがついてきたのだ。
このどこがオモシロイのかというと、マカロニサラダと大根の浅漬け二切れとが一緒盛りなのだ。うーむ、どういう必然なのか。食べてみたが、あまり必然性はかんじなかった。しかし、この小皿のなかにおいて、大根の浅漬けはサラダでもあり、マカロニサラダは漬物でもあるという関係が、融合的とはいえないがあって、なんだかまあ、これが日本の姿であり日本文化なのだなあ、と思えた。
やはり、マカロニサラダは、おもしろそうだ。
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
それゆけ30~50点人生。

コメント
光デパートさま、はじめまして。トラックバックもいただいているようで、ありがとうございます。
やはり日本の「おかず」であるところのマカロニサラダは、なかなかおもしろいように思います。マヨネーズが不可欠?というあたりも。
これからもよろしく~
投稿: エンテツ | 2006/04/27 10:54
はじめまして
マカロニサラダの話、楽しみにしています。
http://blogs.yahoo.co.jp/variableannuit/32131361.html
以前マカロニサラダについて書いたら、イタリア在住の方から、イタリアにもあるよ!とのご指摘がありました。
http://www.cucinaconme.it/images/insalata_mallor_pollo_patate_pesto.jpg
http://www.mangiarebene.com/accademia/pasta/insalate/farro.html
ちょっと毛色が違いますけどね
投稿: 光デパート | 2006/04/26 12:00