吉本隆明『「食」を語る』とレバカツ
吉本隆明さんの『「食」を語る』(聞き手・宇田川悟、朝日新聞社、2005年)を見ていたら、レバカツの話が出てくる。戦前の話で、日中戦争から太平洋戦争開始のころのことか。一家は東京の月島に住んでいて、よく学校帰りに買い食いした「三浦屋のレバカツ」の話だ。三浦屋はもうないらしいが。吉本さんは、これがお気に入りでよく食べ、またそのことをよく書いているらしい。レバカツのことを「肉フライ」とも呼んでいたようだ。
レバカツがくいたくなった。
ついでに「ホルモン」というのはレバやハツを含まないのかな、気になった。内臓なら「ホルモン」という場合もあるようだが……。
しかし、戦前でも、東京の下町あたりじゃ、惣菜を買ってきたり買い食いはアタリマエだったということが、あらためてわかった。ハムカツをパンにはさんで食べるとうまいが、レバカツもソースをたっぷりかけパンにはさんで食べるとうまそうだなあ。
当ブログでのレバカツは、2005/09/14に新宿のション横「つるかめ」のレバカツのことを、書いている。……クリック地獄
いま思い出したが、日本橋の「たいめい軒」のレバカツも、かつては有名だったな。
検索したら、「レバーフライ・レバカツ 1 (月島) B級グルメと旅行と日記」というのがあった。……クリック地獄
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