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2006/07/16

食料自給率「40%」は危機か

15日発売の「食品商業」8月号が届いている。今回のお題は、「食料自給率「40%」は危機か」だ。すでに当ブログで書いたと思うが、食生活からすれば、めしをたくのにも味噌汁つくるのにもお湯をわかすのにも洗い物した下水の処理にしても輸入エネルギー源に依存しているのだから、……てえことで。

つまり食生活の実態は、もはや、食料自給率だけを切り離して問題にしたところでリアリティがないところまで来ている。政府は「2015年までに45%の目標を掲げ」ているにせよ、そのもとになる新農基法は、「第二条(食料の安定供給の確保)」で「国内の農業生産の増大を図ることを基本とし、これと輸入及び備蓄とを適切に組み合わせて行われなければならない」としている。
日本人の食生活は、すでに「国土」を超越したグローバルな関係のなかにある。食料自給率40%が危機かどうかではなくて、それを危機にしてしまわない方策を、つねに追求すべきだろう。
しかし、食育基本法をめぐる議論のときもそうだったが、あいかわらず観念だけは「国土」にしがみついている。その現実と観念のギャップこそが、最も大きな危機を招くような気がしてならない。

……こんなアンバイで書いています。ま、本誌をご覧いただけるといいのですがね。

なんだか今日は、あたふた忙しい。ボンカレーではないレトルトカレーで手をヤケドしそうになったし、あれこれアタフタ。本日は、これまで。

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