「そこにいる」視線と「チェック屋」の視線
はあ、大衆食堂本の遅れを取り戻すべく、根をつめてやっていると、ほかのことを忘れそうだ。しかし、今日も編集さんとメール交換、かなりイイ線で構成が浮かび上がってきたぞ。
息抜きに、ブログに書かれた大衆食堂、どれも昨日で、それぞれオモシロイ。
パラオの大衆食堂 一品料理が充実
http://paraoparao.blog57.fc2.com/blog-entry-58.html
これ、ほとんど日本の大衆食堂と同じじゃないか、おもしろいなあ。
Bassman note 【みずほ食堂】の【ざるそば】450円
http://blog.livedoor.jp/bassman1959/archives/50526105.html
ざるそばの「上にかかっている海苔が「味付け海苔」という下品さがすばらしい」だって。うまい表現だなあ。
PrettyBoy-ブログ編 象工場で働く為の必須条件
http://blog.livedoor.jp/hope0402/archives/50554852.html
磯子区役所の食堂から海が見えて、「どこか懐かしい、絶対にどっかで食べたことのある味がする」のだそうだ。気になるなあ。
どうも、こういうのを見ていると思うのだが、「そこにいる」という視線が自然でいいね。おれのようなものは、「専門家」気取りでチェックする視線になりがちだから気をつけなくてはいけないな。
どうしても自分の文章が活字になって本になったりすると、それだけでも、おれはそのへんの平民どもと違う正しいチェック屋なのだ伝道者なのだ味覚人なのだ文化人なのだ、評論するはワレにあり!ってことになりやすいからな、人のケチばかりつけていないで気をつけなくては。
しかし、「チェック屋」の視線のほうが喜ばれ本が売れる可能性が高いのだから、むずかしい。
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コメント
古澤さま。ありがとうございます。浦和在住とは、うれしいですね。
八街の市場といえば、20年ぐらい前に、行ったことがあります。たしか、成田に着く冷凍モノなども扱っていて、その件で訪ねた記憶があるけど、ちがったかな? どのみち、その「市場食堂」は気がつきませんでした。
投稿、大歓迎です。タイトルやテーマなど関係なく、最新の記事のコメント欄を利用されてもかまいませんが、右下のカテゴリー欄に「大衆食堂」を設け、この記事のコメント欄も含め、そこに分類される記事のコメント欄を利用やすくしました。
また長くなるようでしたら、エンテツのメールをご利用いただくのがよろしいかと思います。
投稿いただいた記事は、当ブログやザ大衆食のサイトに転載させていただくことがありますので、あらかじめご承知おきください。
それでは、よろしくお願い致します。
投稿: エンテツ | 2006/07/29 02:42
大衆食堂や大衆酒場が大好きで、浦和在住でもあり、「志げる」の出ているトップページを発見して以来、サイトの情報を見ていろんなとこに足を運んできました。たまに思いがけずスゴイとこみつけると投稿したいなーと思ってたのですが、どこから送信したものかよくわからず・・・ここでいいんですかね。
さて私、この3月までは北浦和から都内に通勤していましたが、4月に転職して千葉へ通うようになり、大好きな下町が遠のいてしまいました。しかし最近、スイカと落花生の町・八街へ仕事で行くことが多くなり、慣れない道にも慣れてきて視界に余裕がでてくると、いやーあるじゃないですか、食堂ののれん。こういう田舎町って、東京の下町とはまた違った魅力的なとこがまだまだあるんですねー。こないだは、ちょっと見ただけでは倉庫かという程度の市場の脇にある「市場食堂」に入り、八百屋のおっちゃんたちに混じって野菜炒め定食を食べてきました。いずれまたすごいとこ見つけたら詳細にレポートします。ここでいいんですかね。
投稿: 古澤隆生 | 2006/07/28 23:55