カレーライスの夏だけど
夏になるとカレーライスの話題が目立つが、そこには、あいかわらず汁かけめしの姿はない。ああ、今年の夏も、そのように過ぎていくのだ。
しかし、食欲が細る暑い夏には、汁かけめしなのだ。カレーライスも、冷や汁も、ゲロめしもなあ。朝は冷えた味噌汁をめしにかけて食べると元気がでるぜ。
なんだね、それにしても、どうしても汁かけめしを無視したいカレーライスの歴史というのは、日本人やアジア人であるよりイギリス人やアメリカ人でありたい日本人の思想の表出であるね。それが、いかに強固なものであるか、つくずくしみじみ感じるね。
けっきょく、日本の近代史というのは、イギリス人やアメリカ人でいたい日本人の願望がつくりだしたのだな。なんのためにイギリス人やアメリカ人でいたいのかといえば、ようするに「国際社会」で大物ぶりたいのさ。いじましいなあ。
ああ、嗚呼、そして、また今年の夏のカレーライスも、そのように過ぎていくのだ。
クソ暑いなあ。
昨夜は、コネズミさんの入院手術を祝し、王子で5時から飲酒。山田屋から、いつもの柳小路「福助」85歳婆姉妹、さくら新道「リーベ」80歳婆ママと、高齢ババアたちが生きているかどうかチェックし、泥酔。しかし、大正生まれで店に立つバアサンたち、元気だなあ。近々発売の散歩の達人ムック「都電荒川線」にも登場している。今年の夏も無事に過ごしてほしいね。そうそう山田屋だが、おれと同じ新潟県六日町の出身であることがわかった。どうりで高千代辛口なんていう地元民の酒があるわけだ。今後、さらに愛顧するとしよう。
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コメント
コネズミさん、ま、ゆっくり養生してください。女性看護士に手を出さないように。
投稿: エンテツ | 2006/07/16 08:00
ボンさん、どーも。
ボン・カレーが出回りだしたときは、感動モノでしたね。そして、そのあともずっと、むかしのジャガイモがたっぷり入った黄色いカレーの面影を残していましたが。
投稿: エンテツ | 2006/07/16 07:58
どうもです。ゆうべはお疲れ様でした。いろいろ王子をご案内いただきありがとうございます。
私も迎え酒だったせいか、ベロベロ、記憶も切れ切れです。
おばあちゃん姉妹や、同じ手術をしたマスター、はたまた、謎の全国飲み歩き75歳にまで、励ましてもらって、ま、何とか手術のほうはがんばれそうです。
しかし、夏の盛りに二十日以上酒が飲めないのツライなぁ~。
投稿: コネズミ | 2006/07/15 22:14
そういえば、カレー学入門(河出文庫?)
というのを大分前に読んだ覚えが。
ライスカレーは西洋どんぶりメシとか
なんとか書かれていたように思います。
でも身びいきですが、やはり私はアダ名の
ボン・カレーが一番いい感じですね。
投稿: ボン 大塚 | 2006/07/15 21:50