諏訪大社新宿・三平鳥居前の茶屋トコロテングルメに襲われる
去る6月に「四月と十月」古墳部一行と「八ヶ岳周辺・諏訪の古代をさぐる」旅をしたことは、6月6日に書いた。
そのとき詳しく書かなかったが、訪れた諏訪大社上社本宮の北門の、堂々たる大鳥居に大衆食堂的発見をしたのだった。
それは、拙著『大衆食堂の研究』にも書いた、1960年代の新宿を、あるいは新宿の大衆食堂を語るとき欠かせない「三平食堂」だ。いまでは「三平食堂」はなくなったが、三平酒蔵や三平ストアなどを経営する「三平グループ」なるものである。とにかくかつては、三平食堂であり、ここの社長、いまは会長ということになるか、新宿立志伝中の人で有名。
その人が、山梨の出であることはウワサで知っていたが、その会長と社長の銘が、堂々たる大鳥居に刻まれているのだ。クリック地獄で画像拡大。「東京都新宿区 株式会社 三平 会長 小林平三 社長 小林莞侍」とある。そういや諏訪は長野県だが山梨に近い。井上靖の小説にもあったと思うが、甲府の武田とはいろいろあった。
今日の話は、それではない。その右側の画像にある通りだ。鳥居の足のむこうに茶屋が写っている。ここでトコロテンを食べたら、うまかったのだ。ここでなぜトコロテンかというと、簡単にいえば、このあたりは寒天の産地だからだ。海がないのに、なぜ海藻を原料とする寒天の産地かといえば、気候が関係する。天然フリーズドライ製法ともいうべき方法に適地なのだ。ということは、今日の話の本筋ではない。
とにかくその茶店のトコロテンがうまい。そして、ここのオヤジが個性的なもので、印象に残ったのかなあ。
で、やっと話の本題だが、たぶん今朝方だと思う。ひさしぶりに夢を見た。それが、そのオヤジだと思うのだが、大きなトコロテンをつく道具をもって四角いトコロテンのカタマリを入れ、おれのほうに向ってつくのだ。すると、わらわらわらわらとトコロテンが飛び出してきておれに降りそそぐ。それがなんだかみなニンゲンになるのだ。そのニンゲンが、「うまいもの好きだぞ~」「グルメだぞ~」とあらぬことを口走りながら、おれの上に降りそそぐのだ。おれは、「ぐわ~っ」とかいいながら目が覚めた。……ような気がする。
おきて、冷しうどんを食べながらウーロンハイを飲み、よくよく考えると、そういえばきのうの日記といい、おれはよく「うまいもの好き」や「グルメ」の悪口やからかうようなことばかり言っている。どうもそのためにウラミを買ったのだろうか。ああいう連中は性格の悪いやつが多いからなあ。って、また悪口書いちゃいけねえよ。
ま、そういう話。
と、こういうことばっか書いていると、ライター仕事はこなくなるねえ。やはり「うまいもの好き」「グルメ」に「スローフード」に「食育」「ロハス」にアレコレじゃなきゃあいけないんだよね。
けつ喰らえ!
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