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2006/08/13

安いマズイは健在だった

8月9日「安くてマズイ居酒屋礼賛」に書いた某地域の某店は安いマズイで健在だった。きのう雷が荒れまくった都内、5時に男ヤナセさんと、そこで待ち合わせ、お仕事の打ち合わせ。のち、女ウチサワ、男ムカイ、女ハタナカ来る。この顔合わせで飲むのは、今年初めてだそうだが、そんなかんじはしない。でも、その間に女子2人は入院手術し、男子1と女子1は本を出し、男子1は子どもができ、と、みなさんアレコレ忙しくしていたようだ。ま、みな30代だから、アレコレ盛りというわけだ。思い出したが、その男子1と女子1の本は買ってあるのだが、まだ読んでない、そういやこのあいだ大宮のジュンク堂へ行ったのに、塩山芳明大罵詈雑言先生の本も、まだ買ってなかった。ついでに書くと、きのうは塩の字の悪口を言いながら飲んだ。

ああ、そんなことはいいのだ。それで、やはり、その確かに某店は「やる気」を出したようで、メニューは普通の居酒屋のようになっていた。マグロとアボガドのカッティーズチーズかけのようなものまであって薄気味悪い。それを食べたけどね。酒も、純米、吟醸などを揃えている。知らなかったが、ほかの地域へも数店出店している。

しかーし、安い酒は、やはりそのままで、もうやはり感動的に安く、そしてマズイ。そもそも、この店は生ビール中ジョッキが350円なのだが。酒は140円からだ。ああ、しかし、この酒は、ほんとうに悪い酒だ。感動して飲みすぎたせいもあるが、今朝は頭痛が激しい。おれは二日酔いは残っても、心地よい二日酔いが普通であり、頭痛が残るなんてことはめったにないが、今朝はほんとうに苦しい頭痛で、いまやっと、このことを書かねばとキーを叩いている。きのうは注意深く味わって飲んだが、どうもあの酒は微妙に舌に苦味が残るかんじがあるのだが、清酒でそんなことがあるのだろうか。じつに素晴しく珍しい味だ。

愛想のないこともあいかわらずで。入って行っても、誰も「いらっしゃいませ」とか言わない。よく来たなコンニャロ好きなところに座って、というかんじだ。フロアーをやっている中年壮年ガングロ茶髪の男1女1は、注文を聞くと黙ってプイッと去っていく。おれの仲間は、ここは初めてだから、注文が通っているかどうか不安というが、ちゃんと通っている。ま、そんなアンバイで、じつにマズイ酒を気持よく飲んで、ヨレヨレになって帰って来た。

40席ばかりの1階は満席で、2階に案内される客がいるほど混んでいた。飲んでいる席から窓越しに見上げると、むかし90年前後のおれの仕事場の一つだったビルが見えた。あのころも、この場所から、こうやって酒を飲みながら見上げた。一瞬、あのころと、なにも変わってないなあ、という感じがした。ここは、その地域に3店舗あるうちの一番新しい店で、そのままやっているのだ。

とりあえず、頭が痛くてたまんないので、これまで。

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