ひさしぶりに遠太
きのう。久しぶりに遠太へ行った。上野でチョイと用を足して地下鉄で三ノ輪へ。6時待ち合わせが5時40分についた。戸をあけて、内側にかかっている暖簾のあいだから首をなかに突っ込んだ瞬間にもう、おばさんが「おやぁ、久しぶりです」と。そんなに久しぶりだったかなあと思い、手帳を出してみると1月23日以来だ。なるほど、久しぶりだ。
ほかに客がいなかったので、おばさんと浅草の飲み屋の話などをあれこれ。おばさんが浅草へ行ったときに偶然はいって、それから寄るようになったという飲み屋に、おれは今年の春だったかな?初めて入り、カウンターで連れの男2人ばかりと遠太の話をしていたら、店を仕切っているおねーさんが、アレ遠太のおばさんは見えますよ、ってんでおどろいたこと。この広い飲み屋がたくさんある東京でそんな偶然があるのだなあ。
その飲み屋は、カウンターだけで7、8人ぐらいしか入れない。おばさんは、ウチも一人でやるようになったから、あそこぐらいの大きさの、カウンターだけのほうがよいのだけど、あれなら一人でもうまくやれそう、という。たしかに、数年前におじさんが亡くなって、一人で切り盛りするには広すぎる大きさだ。それでも、おばさんは一時よりは慣れたのか、表情や動きに余裕が出てきた。
遠太で一緒に飲むのは、堀内恭さんと南陀楼綾繁さん。あいついで6時ごろにあらわれる。先日、堀内さんと電話で話していたら、こんどの月曜日、遠太で南陀楼さんと会うのだけど一緒にどうですかと誘われた。一瞬、2人が遠太で飲んでいる姿を想像した。ボソボソ暗いマジメな顔で2人が本や映画についてマニアックな会話をしている姿、そこだけ頭上にどんより雨雲が。
では、おれが行って雨雲を払いのけるかと誘いにのった。しかしやはり2人は、ときたま本や映画に関して、おれにはサッパリわからないマニアックな会話をしていたが、そしてそういう会話をしている彼らというのは、ものすごくうれしそうなのだな。しかしそういう話にならないと雨雲どんよりで、明るくうれしそうにならないというのが、おかしな連中だと鑑賞しつつ楽しく飲めて、けっこう飲んでしまった。
そういえば、前回、遠太へ行ったのは、1月16日に南陀楼さんと三河島の豚太郎から遠太へハシゴをしたときで、このときおれは遠太に手帳を落として、また一週間後の23日に行ったのだった。ってことで。
関連、2006/01/17「豚太郎→遠太→豚太郎、いなかっこいいオムライス」……クリック地獄
2006/01/24「遠太と高利貸とアソビ」……クリック地獄
「ナンダロウアヤシゲな日々」にも、きのうの記述あり。そういえば、おれは酔って、よいアイデアを出したのだった。……クリック地獄
酔うと、よいアイデアが出たり、よい文章を書けるというのは、アル中か? 酔うとね脳のクオリアが立ち上がるのですよ。
| 固定リンク | 0
この記事へのコメントは終了しました。
コメント