とりあえず、無事に帰った
故郷の南魚沼市六日町へ行き、万盛庵で中学の同期生たちとたらふく飲み、ホテル宮又に泊まりイイ温泉につかり、帰ってきた。
きのう、夕方、六日町駅を出ると、街は、まさに「死んだように」静まりかえっていた。おかしいなあ、雪まつりのはずだが。と思ったのは、おれのカンチガイで、雪まつりは10日と11日でおわり、11日は花火まであったのに、12日は何もないどころか、町中が祭りのあとで疲れはてているのだった。
万盛庵もホテリ宮又も、前夜の大忙しでくたびれ果てていた。
しか~し、元気な飲兵衛もいる。万盛庵で、クボシュン、コバ、そしておれは、八海山の一升瓶を、デンとテーブルの上において飲み始める。
まず書かなくてはならないのは、このことだ。今日は右の手とヒジのあいだの筋肉が、チョット痛む、というか痛だるい。なぜかなあ、と思ったら、たぶん一升瓶を片手で持って酒をつぐことをしたからに違いない。そんなことをしたのは、何十年ぶりだろうか。
コバが、最初に片手で持って、おれのぐい呑みについだ、それを見て、はて、おれはまだそのようなことができるだろうかと不安がよぎった。コップにつぐのとちがい、ぐい呑みに注ぐのは、瓶を傾げる加減が難しい。重い一升瓶の口にちかいところを、しっかり持って、ゆるゆると注ぎ、なみなみとなったところでさっと瓶をおこす。そうやって、さしつさされつ飲む、醍醐味。だが、このだらしなくなまった腕で、うまくやれるだろうか。手がふるえないだろうか。
思い切ってやってみたら、うまくいった。それが、昨夜のイチバンうれしかった記憶、とはね。
あとから、エッチャンと旦那の万盛庵のオヤジ、それから中学卒業後はじめてマジマジ顔を合わせるユリコが加わったが、八海山の一升瓶を飲むのは、クボシュンとコバとおれだけで、そのうえ八海山の原酒、さらにおれはカジカ酒をコップで二杯……。ま、ようするに、泥酔。おれはカメラを万盛庵に忘れ、クボシュンは老眼鏡を無くしたらしい。
飲み始める前にソルマックを飲んで備えたが、今日は身体がデレデレヨレヨレ。いつも、行ったついでに、あちこちフラフラしようとおもうのだが、身体がいうこときかず、そのまま帰ってきてしまう。もったいない。しかし、酒だけは、高千代巻機を、ちゃんと買って帰ってくる。
万盛庵のカレーうどん、うまかった。コバが昨年採って塩漬にしておいたウドを、油炒めたの、うまかった。初物、ふきのとう、チトえぐかったが、うまかった。ほかにも、うまかったのあったが、飲みだすと、ほとんど食べないから、あとで悔やまれる。
とりあえず、こんなところで。
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