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2007/02/01

漁師料理=みそ+魚料理

2007/01/25「みそやみそ、「酒とつまみ」9号発売大絶賛」に書いたように、みそ健康づくり委員会で汁かけめしについてしゃべったとき、いただいた資料がある。そこに、「漁師料理の取材 35年」の野村祐三さんが登場し、みそと漁師料理の関係を話している。漁師料理には、みそをつかうものがおおい。

「なめろう」や「さんが焼き」ものっている。なめろうは遠太でよく食べるが、自分で作っても簡単だ。なめろうをホタテの殻(ウチにはアワビの殻なんかないからね)に盛って焼けばさんが焼き。これでイッパイやるって、いいねえ。

似たようで、チトちがう、宮城県石巻地方の「マアジのみそたたき湯かけ」ってのがあるぞ。アジやブリの幼魚のみそたたき。冬には、このみそたたきに熱湯をかけて食べるのだそうだ。みそ汁がわりにもなるのだな。「湯かけ」は野村さんが勝手につけた名前とのこと。うまそうだねえ。

むむっ、カキのみそ焼きは、このあいだやったばかりだが、おれのやりかたとはチトちがうな。ここにのっているのは、鉄板やフライパンに油をひいて、カキを炒め、カキのほぼ火がとおったら、切ったニラをくわえ、みそで味をととのえる。

おれのばあいは、テーブルの上に携帯コンロを置き、うえにアルミホイルを二つ折りか二枚重ねかにしておき、みそをのせ酒をかけ、まぜて、ゆっくりあたためる。ま、ほうばみその要領だ。テキトウなところで、きざんだネギとカキを少量ずつ入れ、はしでまぜひっくりかえしながら、火がとおったら食べる。って、これをやりながら、チビチビ飲むわけですよ。こげついたみそが、これまたうまいんだな。もう、なかなかやめられない。

おなじ材料をアルミホイルにくるんで、電気オーブンで蒸し焼きにすると、汁が多めにでる。まるごとめしにかけて食べる。これもウメエんだなあ。どちらも唐辛子を好みで加えるね。

エート、それから、いま発売中の「酒とつまみ」9号の「瀬尾幸子のつまみ塾」も、「今夜すぐに作れる味噌つまみ」なのだ。「味噌さえあればいくらでも飲める」という見出しだが、たしかにそうだ。ここにも、とうぜんアジのなめろうはのっているし、「イカの味噌マヨ炒め」や「味噌仕立てタレ」で食べるカツオ刺しなど、味噌+魚料理がのっている。野菜との組み合わせもあって、「みょうが味噌」なんて、つまみによさそう。

ああ、もうこうやって見て書いているうちにヨダレが出てきて、がまんできない。

ご参考=ザ大衆食「「さんが焼き」と「銚子いわしのハンバーグ」のあいだ」…クリック地獄

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» なめろう [グルメルーム]
伊豆半島沿岸部の郷土料理(漁師料理)である「なめろう」ってご存知ですか? アジのたたきはご存知だと思いますが、もっともっとたたいて味噌などで味をつけたものです。 そのまま生でも食べられますが、鉄板等で焼いた「さんが焼き」という食し方もあるようです。 私は生のままで熱燗をやりながら舐めるように食べるのが好きです。 この「なめろう」の作り方と由来をちょっとご紹介します。 主にアジ、イワシ、トビウオなどの青魚を三枚に下ろし、捌いた身の上に味付けの味噌とネギ・シソ・ショウガなどを乗せ、そのまままな板の上など... [続きを読む]

受信: 2007/02/12 15:31

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