北九州市の『雲のうえ』3号が、またいいんだな
さきほど、北九州市の『雲のうえ』編集委員会の牧野伊三夫さんから、『雲のうえ』3号が届いた。いつもすみません、どうもありがとうございます。
どうです、この表紙のすばらしさ。もちろん牧野さんの絵だ。もう興奮しましてね、ただちに、こうしてアップしているのですよ。今号の特集テーマは、「おとなの社会科見学 君は、工場を見たか」なのだ。パラパラ見た、内容もすばらしい! いいねえ。けっきょく、なんだね、このPR誌の主人公は、北九州市で働く人びと、生活する人びと、その空間なんだよね。それを、ただ見せるのではなく、牧野さんのことばを借りれば、「自分自身の原風景を、ただのノスタルジーとして片付けてしまわず、よみがえらせる」試みとして、未来への可能性をさぐりながら演出しているところが、「編集力」「表現力」なのだな。ああ、小倉へ行って、イッパイやりたい。
とにかく、だけど、きょうは、天気がよいので、朝からいろいろ「家事」をやっていて、一人で大奮闘。洗濯もちろん、冷蔵庫のなかまでも、片づけいろいろやっている最中で、それに、いま買い物に行って来て、これからビールとワインなんぞを飲みながら、昼食休憩をするところなので、詳しいことはあとで追記します。
……14時半すぎ、昼酒飲みながら、『雲のうえ』を見た。ほろ酔い気分で追記だが、おれのようなものがああだこうだ書くより、この読者の声のほうがいいだろう。たくさんある中から転載。……
『雲のうえ』1号に続き、2号も良いですね。題字が良い。脱力感のある雰囲気が良い。淡々とした力みのない文章と写真、絵が庶民の気品を感じさせて良い。結果として行政らしからぬ個人誌の透明感が行間からにじむ。こういうケレン味のない冊子は貴重ですので、継続されることを望みます。(糟屋郡・会社員)
ミニコミ誌が氾濫している昨今ですが、着眼点が面白く写真もきれいです。北九州市に住んで25年、最初は好感をもてなかったけれど、次々と良さを発見し、今では好きになりました。(門司区・61歳主婦)
(略)北九州が舞台なのに、こんなステキな雑誌になるなんて不思議(?)。遠く離れているのにそこにいるみたいに感じました。(神奈川県座間市・36歳主婦)
(略)よくあるガイド本よりよほど街の魅力が伝わってくる気がしました。鯨を食べてみたい!(東京都調布市・32歳会社員)
この本を読んで「本当は何も変わっていないかもしれない」と思いました。故郷を訪ねるたびに「変わってしまった」と嘆いている自分が、実はいちばん変わってしまったのかもしれませんね。(山口県山陽小野田市・32歳)
このような行政の出版物をこれまで目にしたことがなく、驚いております。市、ならびに制作に関わっておられる方々の並々ならぬ"誠意"を感じます。(略)貴誌を拝見し懐かしく、訪れたい思いに駆られました。(大阪市?49歳)
……もちろん、こういう投稿もあるわけで。……
(略)この冊子が全国区になることで市の大きなPRになることは必然。血税を使って冊子を発行するだけでは何にもならない。波及効果をしっかり見届けてほしい。辛口の意見も聞くこと。長く続くことを祈ります。(小倉南区・65歳)
……とりあえず、以上。
当ブログに書いた、創刊号と2号に関する記事のリンク。
2006/11/16「北九州市「雲のうえ」の素晴しさ」…クリック地獄
2006/11/18「情報を蹴散らして詩人の感性を取り戻せ」…クリック地獄
2006/11/30「「男」という場合の「男」は、男なのか?」…クリック地獄
2007/02/03「北九州市の「雲のうえ」2号 特集は「おーい、市場!」」…クッリク地獄
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