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2007/05/02

いつだって明日はない

あう、午前1時過ぎの酔いどれ便どす。

酔うと感傷的になるものらしい。だから、酔ったときはブログを書かないほうがよい。しかし、酔うと悪態をつきたくなる、ってこともあるのだな。単に酒癖が悪いということかもしれないが。いちばん面白くないのは、感傷的にせよ、悪態的にせよ、その書いたことを見て、よろこんでいるやつがいるってことだ。それを考えると、ますます悪態をつきたくなる。

おい、おまえだよ、おれは、おまえをよろこばせるために、酔って書いているわけじゃないんだ。ま、よろこばせて慰めてあげようか、というぐらいの狂言ごころは、なきにしもあらずだが。どうした、ふられた彼女は。おれが何度も言っただろ、「去るものは追わず」って。やせがまんのようだが、追ってどうなる、ますます嫌われるだけだぞ。もどってくるはずもないしな、もうおまえのことなど忘れられているよ。

おれなんか、こんどのデートは4日だか5日後と楽しみしていたのに、そのままふられてあえなくなって、あれは、たしかいまでも覚えているが、木曜日にあって、月曜日にあう約束だったが、日曜の夜にチョイとしたジケンがあって、それでオシマイ。永遠のさよなら、死んだもおなじ。そういうことがあるのだ。いつだって明日はない。

おれの第一婚期の三番目のガキが死んだ日は、おれはその朝ふつうに家を出て、ということは帰ってくれば、おなじようにいる、まさか死ぬとは思っていない。で、その夜は仕事が徹夜になって、会社に泊まった。朝方、会社に電話があって、そのときは死んでいたのさ。そのように、いつだって明日はない。

「冗談だよ」といってほしくても、現実はそういうことなのだ。でも、明日はないと思いながら、希望や夢はもたなくてはいけないのさ。希望や夢ってのは、先が見えない真っ暗やみのなかで持つものなのさ。ほんとの希望や夢はそういうもので、テレビなんかで語られるようなキラキラ輝く小市民の未来といったふうなものじゃない。絶望の中で生きるためのものなのだ。明日なんか、ありゃしないよ。

酔っぱらいの感傷でした。人生は冗談。飲食だけがたのしみ。

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