今年も揚羽屋へ行く前に
連休が明ければ、初夏の匂いが一段と強くなる。となれば、アユ。となれば、小諸の揚羽屋で、アユの背ごしを食べながら、地酒の亀の海を飲みたくなる。
しかし、今年は、行く前に、ぜひとも揚羽屋のオヤジの追悼をザ大衆食のサイトに掲載したいと思っている。
おれとほぼおなじ年齢の揚羽屋のオヤジが亡くなったのは、2005年6月26日のことで、おれはそれを知らずに、8月6日に行った。
1年に1度は揚羽屋を訪ね魅力あるオヤジに会うのが楽しみだった。前年の7月13日に一緒に飲んで泥酔し、例によっておれは、どうやって北浦和のウチまで帰ってきたのかわからない。それ以来だった。ところが、揚羽屋に着いてみると、オヤジがいない。亡くなっていたのだ。
そして、去年の6月5日、オヤジが死んで1年たとうというころ、揚羽屋を訪ねて帰ってきたのだが、それでもまだ、そのことを書く気がおきない。
しかし、今年は、行く前に、ぜひとも揚羽屋のオヤジの追悼をザ大衆食のサイトにアップしたいと思っている。そして、きょう、そのページをつくりはじめた。が、キーボードを打つ指が動かない。でも、なんとか近日中につくりあげよう。
上の画像。2005年8月6日、オヤジの死を知り、涙を流しながら写真を撮り食べた、アユの背ごし。泣きながらでも、このアユも、それと飲む亀の海もうまかった。どんなときでも飲食に集中してしまう意地汚さ。あのオヤジなら、それを不謹慎とはいわないだろう。背ごしを食べたあと残る頭と尾の部分は、みそ汁にしてもらってたべる。これがまた、うまい。
当ブログ2005/08/08「喪中につき怒りのタワゴト」で、オヤジが死んだ悲しみを、オヤジのいのちを縮めたかも知れないソースカツ丼に群がった人びとに、タワゴトした。…クリック地獄
去年2006年6月5日には、オヤジのいのちを縮めたかも知れない、大混雑の評判になったソースカツ丼を食べた。
ザ大衆食の「揚羽屋」には、2001年に初めて訪ねてからの記録がある。しかし、2005年の8月にオヤジが亡くなったことを告げた、そのままになっている。…クリック地獄
好きだった人との永遠の別れは、カナシイ。
ま、しかし、なんとか、ザ大衆食の「揚羽屋」に追悼を掲載できるよう、やってみよう。
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コメント
森さま
コメントありがとうございます。おれは、このアユの時季のことばかり書いているけど、いつ行っても揚羽屋さんは、いいのですよね。こんどは秋も行きたいと思いながら、一年に一度しか行けないとなると、ついついアユのころになってしまって…。
ま、それぞれ、行けるときに寄って、それが親父さんの供養にもなるし、奥さんと娘さんへの励ましにもなると思っています。
この初夏には、親父さんの命日ごろには、また行こうと思っています。
投稿: エンテツ | 2008/03/10 19:12
昨日(3月9日)親父さんの墓参りを済ませ、揚羽屋に行きました。毎年スキー帰りに通って17年目ぐらいだろうか?
今年は岩魚がなく、骨酒飲めずに残念。
母さんと、次女で頑張っています。また、行きます。
投稿: 森 豊 | 2008/03/10 13:54