酒を飲みめしをくい不条理を空気のように呼吸する
おとといは20日水曜日。朝、目がさめたときはそのつもりではなかったが、どんどん日程が決まっていく7月8月の仕事のことを考えたら小諸の揚羽屋へ行く日にちがなくなっているのに気づく。なんと不条理な。では、いまから行こう。12時ごろ大宮発の新幹線に乗ったら、揚羽屋には13時半ごろついた。なんてこった、こんな不条理が許されていいのか。いいのだ。人間は存在そのものが不条理なのだ。ウンコは便所でするし。
アユは自然の条理に生きているから、まだチトはやくて食べられない。揚羽屋で食べるアユが棲息する川の釣りが解禁になるのは6月30日だそうだ。残念ながら、アユの背ごしはない。いいのだ。アレコレ食べて飲む。例によって、佐久の地酒「亀の海」、うめえぇぇぇ。おかわり、おかわり。2時間以上ひたすら飲んでいたら、酔った。
では風にあたろう。小諸なる古城のほとり、いまじゃ懐古園、カネを出して入るのは不条理、どうも気がすすまない。ケヤキなどの大木で、入り口の前が、よい感じの木陰になっている。ベンチにごろり。眠ってしまった。目が覚めたら、5時過ぎで人影がない。入場券売り場も閉まっている、誰もいない。つまり、タダで入れるのだ。うーむ、よい仕組みだ。カネは昼間の観光客からとればよい。酒を買ってこなかったのが残念だが、城の石垣のうえから暮れ行く千曲川を眺める。ああ、あの川が酒だったら、詩が浮かぶものを。ただの水だなんて、不条理だ。日が沈む城跡をあとに、帰宅。
そして帰ってからは、きのう、きょう、不条理つづき。いや、そうでもないか。いや、そうか。いろいろあったが、なんだか、日にちがたつと書くのがめんどうだな。そのうち小出しにしよう。パソコンのパーテーションのサイズを変更する作業の最中に、処理をまちがえて、メールと住所録ほか、すべて消えてしまった。めでたし。
小出しの1。幻堂出版のなかのしげるさんから、西野空男『四コマ 幸福番外地』が届いた。どうもありがとうございます。四コマ漫画詩、といったところか。ロンドンで強盗にあったという小野原教子さんと、そのロンドンで彼女が「家族に一番近い感情をもっていた存在」というアイルランド人?ロバート・ハーバートさんの英訳つき。カバーデザイン、いつものことながら、本人の見た目とはちがい、あっ、繊細なデザインの石井章さん。じつは、幸福は幸福番外地にある。不条理を呼吸しながら生きるのが人生なれば。あっ、いや。不条理は、愛より普遍、ということ。
こちら烏さんに告知あり。…クリック地獄
ま、とりあえず。
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