まもなく誕生日なんだけど
えーと、何歳になるのかな。64歳?かな。どのみち、時間も年月も人間が考え出したことだから、誕生日などあまり気にしたことはない。早く死んでも、長生きしても、「一生」ってわけなのだ。ま、生きているあいだ。先のことなどケセラセラ、死んだら「一生」はオシマイ。やろうと思ったことをやる、「これだ」ってのを、ときには熱心にやったり、ときにはテキトウにやったり、なーんてことで、あまり深く考えたことはない。
こんなことを書くのは、たしかに誕生日が近づいていることもあるが、じつは、あまりというかほとんど手をつけてなかった、大衆食堂の書き下ろしの原稿、なにしろ編集さんにも心配かけっぱなしだったから、本気になってやろうと、画像を整理していたら、そこにまぎれこんでいた60歳の還暦のときの画像が出てきたからだ。
誕生プレゼントというのはあげたこともないし、もらったこともないが、このときは還暦だというので、やどやプロジェクトの人たちが、赤いちゃんちゃんこならぬ、画像のカウベルの赤いインナーとマフラーをプレゼントしてくれたのだった。
たまたま浅草橋で飲もうという日だった。画像の記録を見たら03年9月26日。この日は誕生日じゃなかったが、祝いもかねて。といっても、おれは当日のそのときまで、そんなプレゼントが用意されているとは知らなかったのだけど。
とにかく、いつもの通りよく飲んで、これは23時ごろだけど、もうベロンベロン。居酒屋のおばさんが「まあ、誕生日なの、還暦なの、すてき~」なんていって抱きついてきたり、ビールをお祝いだといってドンドン飲ませてくれたり。このおばさん、おれより10ぐらい上だと思うが、なんだかカワイイおばさんでしたね。元気にしているかな。
ここは、この日は2回目で、その前に「酒とつまみ」の編集部の人たちと行ったのが初めてだったのだけど、とにかくこんなぐあいだった60歳の誕生祝賀の一こま。しかし、こうやってみると、おれは酔っ払ってバカやっているうちに、歳月がすぎた、ということだね。ま、それもよいかな。いいじゃないの。
あっ。この記事、誕生祝いの催促じゃありませんからね。もちろん、もらってもよいのだけど。無難なのは、酒でしょうかね。いやいや、それにはおよびません。気持ちだけで、けっこうです。でも、気持ちをカタチにするのも、大事ですね。いやいや、おれが、ここで皆さんを祝福してあげましょう、こうしておれのブログを読んでいる至福の人生を。
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