北の日本海、十三湖のしじみラーメン
きのう、山陰の海、日本海の響灘をのせたが、ちょうど、青森の方から画像が送られてきた。それで思い出した。7月は、22日に北九州から帰ったあと、2日おいて25日には「四月と十月」古墳部東北縄文の旅に出発した。そのとき最後の28日の宿泊は、日本海に面する鯵ヶ沢温泉だったのだ。この夏は、日本海の南と北、そして岩手県の太平洋岸にも行った。
というわけで、きょうは、日本海の北、鯵ヶ沢の海の写真はないが、鯵ヶ沢に着く前に、そこより北の津軽半島の十三湖で日本海を望みしじみラーメンを食べている、その画像を掲載しよう。
その前に、画像を送ってくれた青森の方だが、すでに書いたようにワレワレ一行は鯵ヶ沢温泉山海荘のスナックでカラオケ大会をやった、そのときそこにいた山海荘のお客さんだ。かなりよいデジカメを持った坊主頭の方だった。地元青森の4人ばかりの男性のグループだったと思う。なかの1人の方が吉幾三の「立倭武多(たちねぶた)」を歌った。これがうまくて、よくて、ワレワレはやんやの喝采をした。おわりのころには一緒にゴチャゴチャになって歌ったり踊ったりした。そのドサクサに、おれはカメラを持った男性に近づき、坊主頭をなでまわしていたのだった。あとから思うと知らない方に大変な失礼をしていたわけだ。体格のよい方だったが、人間ができている方らしく、殴られるどころか、ワレワレ一行を撮影してくれたのだった。いただいたメールのタイトルに「山海荘の坊主頭 画像を送ります」とあった。「山海荘の坊主頭」さま、すみません。
おれは前にもタノさんの坊主頭をなべまわしチュッまでしたことがあるが、坊主頭フェチなのだろうか。うーむ、そういえば、このあいだ北九州の角打ちで飲んでいる最中、一緒の有山さんの坊主頭をチトなでまわしたくなったな。あぶないあぶない。
さてそれで、十三湖。簡単に画像だけ。上は、日本海に突き出た堤防から撮った。夏の日本海は、比較的おだやかなことが多いのだが、この日このあたりは気圧が不安定でかなり荒れていた。大陸から吹く冷たい風に荒れる冬の日本海を想像させる姿を見せていた。
そして十三湖といえば、しじみ。なので、しじみラーメンを食べた。大粒のふっくらしたしじみが、じゃらじゃらタップリ入っていた。アタリマエといえばアタリマエだが、もうタップリしじみの色と味。たしか、700円だったか。これだけのしじみが入ったラーメンだからな。ワレワレにとっては「観光食」だが、地元の家族連れがクルマでフラッと来て食べているかんじがあった。でも、地元経済の状況からすれば、日常とは言い難いだろう。「お手軽レジャー食」といったところか。それはともかく、ずっと魚系を食べ続けだったので、カツ丼としじみ汁にすればよかったなと思った。しじみ汁、うまそうだった。
しかし、東京圏あたりから見ると、山陰は、せいぜい出雲その先の津和野や萩、最近世界遺産に登録された石見銀山が近くの益田あたりまでがボンヤリ意識にあるていどで、きのうの二見や土井ヶ浜のような長門と下関のあいだは、遠く霞んでいる。東北青森となると、弘前や太宰治記念館のある五所川原金木ぐらいまで、この十三湖や鯵ヶ沢のあたりとなると、やはり遠く霞んでしまう。人間のアタマは近い周辺しか見られない、ということか。だからまた、そこへ足を運び、現場にふれることが意味を持つのだろう。経験主義はクダラナイが、体験は多くの可能性を秘めている。
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コメント
どーも、おひさしぶりです。もう「土方焼け」でヒドイものです。
行程は、前に簡単に掲載していると思うけど、ま、食的にはたいして意味ないですから、まだまだある飲食がらみを、まだまだ掲載します。よろしく~。
投稿: エンテツ | 2007/09/02 22:04
真っ黒に日焼けしてるんですか?
有山さんの坊主頭にもタノさんにしたようなクリクリチュッチュッすれば良かったのに!
牧野さん達との旅のお話続々アップされてこの夏の行程も別枠で編集されるんでしょうね。
その牧野さんは今月半ばの大平一枝さんのセンスオブジャンクスタイルの出版記念イベントで対談なさるようで、楽しみです。
投稿: スコッチエッグ♂ | 2007/09/02 17:51