特集「はたらく食堂」の北九州市「雲のうえ」5号、発行です
2007/10/20
「北九州市「雲のうえ」5号校了、特集「はたらく食堂」、10月25日発行」
で案内したように、『雲のうえ』5号が発行になりました。市のサイトでは、「第5号の特徴」をこのように案内しています。有山達也さん+牧野伊三夫さんの表紙、すばらしい!…クリック地獄
「食欲の秋にお届けする「雲のうえ」第5号のテーマは「大衆食堂」。
市街地のパワーを支える食堂、工場や学校の「門前食堂」など、それぞれの地域に根ざした大衆食堂を特集しています。
市民の素顔、素朴でたくましい、働き者たちの街・北九州のエネルギーの源をご覧ください。」
ぜひ、ご覧ください。フリーペーパーですから、どなたでも無料で入手できます。上記のクリック地獄から「入手方法について」をどうぞ。「1冊送付希望の場合 返信用切手200円分」から受け付けています。既刊、1号はすでに在庫なし、2号3号も在庫わずかになっていますから、あわせてご覧いただくとよいでしょう。もちろん、この号をたくさん取り寄せていただき、まわりの方に配布いただくと、そりゃもう、うれしいです。
画像は、この特集に登場する食堂「矢野」です。ここは元漁師のご夫婦が経営しています。しかも小倉駅の近く、東京でいえば東京駅の近くということになるけど、このように目の前は日本海につながる入り江、向こうには埋立工場群が見えます。この元漁師のご夫婦が経営している食堂の光景は、ひとつの北九州と北九州の食堂の物語を象徴し、そして東京や「東京化」した都市が失った生活を語っています。それは、工場があるかないかといった皮相的なことではないのですね。そこんとこは、不肖エンテツが本誌で書いています。
大都会で見失われてきた「市民の素顔、素朴でたくましい、働き者たちの街・北九州のエネルギー」を感じてみましょう。土地に根を張った労働的生活を見つめなおし、「グルメ」な浮ついた「わるのり」の「趣味的生活」に走った近年をチト振り返ってみるよい機会になるかも知れません。働き生きるということ、そのための食、その日常茶飯をよりよく楽しくする大切さ、ま、「快食」ということですが、もっと考えてみてもいいんじゃないだろうか。
北九州は、安くてうまいぞ楽しいぞ。それは働き者たちがいるからだ。
おれは以前にチト書いたけど、今回は、「うまい」という表現をなるべくつかわないで、食堂の魅力と味覚を表現しようと工夫をしました。はたして。
では、よろしく~
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