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2007/11/18

大宮いづみやで「ルサンチマンの味」を知る

きのうも、また泥酔。午後になっても前夜の酒が残っているうえ、風呂からあがってビールを飲んだら、また酔いがもどったかんじだった。そのまま出かける。18時、大宮いづみや第二支店に着くと、すでに野暮ったい男3人が飲んでいる。あとから、同じく野暮ったい男が2人。計6人で、いやあ、飲んだ飲んだ、食べた食べた。こんなにいづみやで飲んだり食ったりする客はそうはいないだろう。そうだ、われわれはいづみやにおけるブルジョワなのだ。店員に「みなさん、よく飲みますねえ」といわれる。閉店の22時まで、4時間。おれはサッポロラガーから始まって、酎ハイ、梅割り、悪酔い必至の黒糖焼酎。

途中で、店長がサービスで、2品ばかり出してくれる。いよっ、店長、ありがとうカッコイイといいながら、これでまた飲める。これは店長がツマミをサービスしてたくさん飲ませようという作戦か、とかいいながら、とにかくガンガンやる。なにしろ30歳そこそこの大食い大酒の熊さんがいる。彼は全料理の半分は食べているにちがいない。もうあきれるというより、見ていて実に気持がいい、いいなあ若いってと羨望のまなざし。

店長が持ってきた、いづみやが載った雑誌のコピー。おおっ、見れば、知るひとぞ知る福岡は博多の「中洲通信」ではないか。よくこんなところまで取材に来た、北野謙さん。「気がつけば僕は いつもコの字」のタイトルで「コの字型カウンター居酒屋を巡る」ってやつだ。1ページ、まるまる。どうやら、今日あたり発売の号らしい。

そして、つぎに店長が持ってきたのは、「ナイタイ」。この女の裸だらけの風俗情報誌のメジャーに、ついに「いづみや」が登場したのだ。しかも、この文章、われわれは声をあげて読んで、笑った。

ライター氏がたばこをくゆらせ焼酎を飲んでいると、上司の理不尽を大きな声でなじりながら飲んでいる客がいた。その様子を書いたあと、このように文章は終わる。

「嗚呼、なぜ人は酒を飲むのだろ。なぜ男は女を求めるのか。いづみやの煮込みは、ルサンチマンの味がする。」

がはははははは。われわれは、しばし、「ルサンチマンの味」について、こういう表現をするライター氏について、酒のつまみにしながら飲んだのだった。

しかし、おれをのぞいて30ちょいから40ちょいの男たち、みな独身。どうして結婚しないのか、できないのか、話題になる。すでに3LDKのマンションを買って住んでいるものもいる。だいたい、この飲み会に女が1人も来ない。そうなればおれも同じだが、いかに女に相手にされない野暮な男たちであるか。いやいや、男だけの酒というのが、またいいのですよ。日本の女は、めんどう。でも、やっぱり女がいたほうがいいですね。と、さみしそうに笑ってみたり。そのように時はすぎ泥酔にいたる。

22時閉店で出たが、誰も帰ろうとするものがいない、では、おれの地元の「志げる」へ行くかと電車に乗り、志げるの前に行ってみると、なんだか今夜はもう閉店。浦和レッズ優勝騒ぎの余波らしい。それで、やっとあきらめがつき解散。もう、みなよれよれよろよろ。

今日はまだ調子が出ないので、とりあえずこれぐらいで。

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