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2007/11/13

六日町万盛庵で酒盛り。初めて見るミョウガの赤い花。

0711manseiきのう、天気がよいので、ヨシッ、いっちょう六日町の万盛庵へ行って、中学同期の連中と飲むか、という気分になり、大急ぎで仕事を片付ける。出かける前、シュンスケに電話すると、「そっちが天気がよいときは、こっちは悪いよ」と言われる。そういや冬になると、そうなのだと思ったが、もう天気なんかどうでもよい、飲む気になっているのでウチを出る。

大宮から15時10何分かの新幹線、16時半ごろ越後湯沢に着いた。このまま行ってもチト早すぎるので、前から気になっていた、駅ビル内の、酒入りという温泉に入ることを思い立ち、800円、酒入りにしてもちょっと高いと思いながら払う。なんだかフツウの温泉とかわりなかった。まあ、でも気持よかった。これから酒を飲むには絶好というかんじに心身が整う。

上越線に乗り、六日町駅で降りたら、土砂降り。万盛庵まで走る、息切れ。おれの姿を見て、えっちゃんが、すぐ「ひとりで来たの、あの女のひと、つれてこないが」という。このあいだも、そういわれたが、一昨年の高千代取材のときの女が酒好きで楽しく、よほど気にいったらしい、また来るのを楽しみにしている。いやはや。だけど東京にいたって忙しくてめったに会えない女だからねえ。うふふふ、かわりに別の女をつれて行くか。

まず、ビール、つぎ八海山。この時期、野沢菜の浅漬かりがうまい。三日目だそうだ。これさえあれば、めしを何杯も食べられるが、清酒にピッタリだ。もう、うまくて、たまんない。えっちゃん、亭主、息子のまんちゃんとオシャベリしながら飲んでいると、シュンスケがあらわれる。酒を高千代のぬる燗にする。

つぎ、カツトシ登場。そういえば、彼は、いつもこの時期アメリカから帰っていて、万盛庵で会える。日本人のあいだでも、けっこう知られている、アメリカのビッグなレストランチェーンの、日本でいえば副社長。いまごろが一年中で一番ヒマだから休暇がとりやすいのだそうだ。彼の話は、いつもベンキョウになる。その彼が、実家のまわりに咲いているという、めずらしいミョウガの花を持ってきた。ミョウガの花といえば、白に黄色が混じったようなものは、ときどき見るが、これは真っ赤だ。35年に一度ぐらい、この色のものが咲くといわれているらしいが、カツトシのところでは、毎年これなのだそうだ。画像、真ん中に外側が白い粒が見える。これが、タネ。アケビのタネに似ている。

0711mansei_myougaってえことで、エチロウ、モリオ、最後にツートン。飲んだ酒は、銘柄忘れたどこかの濁り酒、マンチャンの秘蔵ビール2種、これうまかった、それから地元の鶴齢、えーと、こんなところかな。ま、主力は高千代のぬる燗と八海山の冷や、ガンガン飲んで、楽しいオシャベリ。エチロウは、いまパンづくりにこっている。とにかくみな現役、ツートンは市議だし、それぞれ仕事がちがうからおもしろい。この連中と飲んでも、むかしはよかったの懐古話や年寄りの自慢話やウラミ節にならず、いつもイマそして前向きなのがいい。かといってガツガツしているわけでもなく、自分がいまやっていることや考えていることをしゃべりながら、ガンガン飲む。なかなか、よい酒なのですねえ。

21時すぎて、締め。ホテル宮又には泊まらずに、21時51分六日町発で帰る。前回、4月15日には、同じ列車で、酔って眠って越後湯沢を乗り過ごし、暗闇の岩原スキー場前のホームで目覚める失敗をしている。緊張し眠らないよう努力。新幹線も眠らないよう努力。つまり、泥酔しないていどのよい酒だったということだ。今朝は気分のよい目覚め。よかった、よかった。

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