業界団体がなかったからこその「ラーメン界」の層の厚さか。
二日酔いをねじふせるように仕事をし、今日のノルマは、ひとつだけ明日に送って、やれやれ終わった。夜、まだ毛細血管の先端あたりにそれが残っているような感覚のなかで飲んだ。くたびれても、懲りない。
2007/11/20「今日の話題は「ミシュラン東京2008」と「ラーメン協会」。」の関連だが、2007/07/15「ああラーメン 時の流れ」でリンクをはらせてもらった、「渡辺樹庵のここだけの話 ラーメンコンサルタント・渡辺樹庵の独り言。」がおもしろい。
2007年11月23日
ミシュランはどこで買えるの?
2007年11月20日
日本ラーメン協会ってなに?
コメントを含めて、とてもおもしろい。こういう発言があること、こういう発言をしながらやっていける「ラーメン界」は、それなりに層が厚いというか深いものがあるのだなあと思った。衰退しつつある「出版活字読書界」に巣くう「評論家」や、ソレ風な、ナニモノかになったつもりでいる連中がはびこりやすい業界とはちがうと思った。やはり「業界団体」がないことによる「自由な競争」の結果だろうか。事大主義や権威主義を蹴散らす「精神」が、まだ健在なのだなあ。業界団体は、なにがなんでもいけないということではないが、とかく「業界的むすびつき」は身内主義や権威主義に流れやすい。それは「業」の成長のためにマイナスだろう。「業」の成長のないところに「文化」の成長もない。
渡辺さんには大言壮語がない。「珠玉」だの「究極」だの「厳選」だのといった、わけのわからん言葉は見かけない。そして、とくに「普通に美味しかったです」と「宿題」という表現が、とても気になる。そういうふうに言われた店や料理を食べてみたくなる。このブログを読んでいると、ラーメン界に限らない、インチキくさい「評論家」の言動が、とてもおかしく思える。おれは、評論家ではないが、大丈夫か?と思う。衰退しつつある「出版活字読書界」の退化頽廃の風潮に流されないようにしなくてはと思う。酔ってはいるがね。
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