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2007/12/06

坊主頭を撫でたら鶴田町からスチューベンが届いた。

0712aomori_styubenきのうは、なんだかなんだかでブログを書いている余裕がなかった。今日も、もう昼だ。

世の中、おもしろくないこともあればオモシロイこともある。去る3日、トツゼン、山海荘の坊主頭さんから、こんなメールが届いた。

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お久しぶりです。山海荘の坊主頭です。

ブログからお元気そうだなとご推察いたします。

夏に画像を送りましたが、サイズが大きくエラーが出たりするのでさぼっていました。
CDにぶち込んだだけですが、画像を一緒に入れて葡萄を送ります。到着は明日あたりかな?
青森・津軽といえばリンゴのイメージかもしれませんが、実は私の住んでいる鶴田町は「スチューベン」という葡萄が有名です。送ったものは同級生の家で作ったものです。スチューベンワインの方が良いのかもしれませんが、これも何かの縁ですので召し上がってくださればと思います。

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おお、そうだ、あの画像、もうあきらめて忘れていたが、そうだったのか、それにしても葡萄まで一緒に送っていただくなんて、なんか申し訳ないなあと思った。

その宅急便が、翌日の4日に届いた。あけたら、上の画像、葡萄がドッサリ入っていた。

山海荘の坊主頭さんのことは、2007/09/01「北の日本海、十三湖のしじみラーメン」に書いた。この夏、「四月と十月」古墳部東北縄文の旅で青森県鯵ヶ沢の山海荘に泊まって、おれが優勝したカラオケ大会をやったとき、会場の山海荘内のパブスナック「ワイマール」にいたお客さんだ。そこに書いたように、おれは、この方の坊主頭を見たら撫でまわしたくなって、酔った勢いで、撫でまわしたのだった。怒られるどころか、お持ちのかなりよいカメラで、かなりヒドイ状態のおれたちを撮影してくださった。

その「縁」が、この葡萄というわけだ。いやははははは、これだから世の中オモシロイし、おれは酔っていようがいまいが、なんかやらかしちゃうのだな。おれの人生、なんかやらかし人生だ。

山海荘の坊主頭さんのメールの最後には、「今も坊主頭です」とあった。見知らぬおれにイキナリ坊主頭を撫でられても怒らなかった坊主頭さん、心の大きい方でよかった。どうも、ありがとうございます。

それで、この葡萄、青森県北津軽郡鶴田町の「スチューベン」だが、ほんと、お世辞じゃなく、うまい。なんてのかな、マスカットのような酸味があって、実もプルンとしていて、口にふくんだときのプルンな感触と爽やかさがよいのですよ。

近頃は、果物全般、なんでも甘くなりすぎ。しかも、「糖度」調整とやらで、どれも同じような甘さ。酸味が殺されている。あと大事な、ほのかな渋みというか苦味も、ほとんどない。つまり甘いだけで「深み」がないのだ。果物特有の爽やかさにも欠ける。甘ければよいガキの食べ物だ。そこへいくとこの「スチューベン」、ひさしぶり、ちゃんと酸味と、ほのかな渋みもある「大人の果物」という感じだ。この個性、いまどきの果物として、貴重だと思う。

あてにならないWikipediaの「鶴田町」によると、「鶴田町は、青森県津軽平野の中央に位置する町である。吸盤綱引きでおなじみのツル多はげます会で有名な町である。また、「スチューベン」(ぶどうの品種)の生産量日本一の町でもある。」そうだ。

ああ、しかし、また青森へ行きたくなった。

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