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2007/12/15

牧野伊三夫展で泥酔すれど快調。

071214makinotenきのう。牧野伊三夫展の初日、6時からオープニングパーティで酒が飲めるというので行った。毎年この時期にやっているのだが、いつも都合が悪く行けなかった。

御徒町の吉池で酒を買って行こうと降りる。改札を出たら、立ち食い蕎麦屋変じて安居酒屋になった店が目に入る。チョットだけ飲むとしよう。カツ丼セットとビール一本の食券を買う。ビールが簡単にあき、ものたりない。じゃ、燗酒一本だけ。

すごい種類の酒がある吉池の2階で迷わず、高千代の純米吟醸「巻機」を一本買う。

会場は神宮前、表参道駅から近いHBギャラリー。近い位置にいるはずなのだが、更地が多くなっていて、小路は暗いし、HBのある建物が見つからない。おなじところをウロウロしていると「エンドウさん」と声がかかる。お子さんを連れた牧野夫人。一緒に無事に会場へ。

その牧野夫人に、「お子さん大きくなりましたね」と割りと月並みのことをいうと、
牧野夫人「エンドウさんにもおなじ年ぐらいのお子さんいるんですね」
おれ「?????」
牧野夫人「ほら、ブログに写真がのっていたでしょ」
おれ「えっ、あの隠し子のことですか、アレ冗談ですよ」
牧野夫人「そうなんですか、本気にしてましたよ」
2007/11/24「寒風の中で飲むガマン比べのような泥酔」の画像のこと。

このブログは、ウソはないけど虚虚実実イタズラが随所にありますから、気をつけましょう。

ギャラリー入り口では鴨井岳さんが焼き物屋で大奮闘。

瀬尾幸子さんあらわれる。
おれ「あれっ、来れないといっていたじゃないか」
瀬尾「うん、ちょっとだけ」
牧野さんに『雲のうえ』をたくさんもたされ消える。これから行く飲み会の会場で配るのだとか。

『雲のうえ』プロデューサーの中原蒼ニさん。「大谷さんの近くに引っ越して嫌われています」「がははは」

「四月と十月」古墳部長スソアキコさん、川原真由美さん、久家靖秀さん、初対面山部の宇田敦子さん。

大竹聡さん。古書ほうろうでやった『酒とつまみ』10号記念の『モツ煮狂い』クドウヒロミさんとのトークショーの盛会の様子を聞く。『モツ煮狂い』の2号も発行になり、ますます狂っているとか。

有山達也さんと、ガッチリかたい握手。『雲のうえ』5号の労を、ねぎらいつつ。

木村衣有子さん。京都の恵文社の話。横須賀拓さんを紹介される。

飲み人の会の牧野、木村ファンのスコッチさん。

鴨井さんの焼き物を食べながら飲む。おおっ、スソさんが酔っているところ初めて見たぞ。ソスさん「古墳部の旅行のときはイチオウ責任者だから酔えないの」「ふーん、フマジメにやろうね」

8時ごろ、近くの蕎麦屋で二次会。スコッチさん、木村さんと同じテーブルに席を占める。焼酎から始める。スコッチさん酔って話しがくどくなり、そのうえ料理をこぼしながらわしわし食べるので飲み人の会として厳重注意処分1号。木村さんが世話をし、あいてる席に上手に寝かせる。酔っ払いの扱い、うまいなあ。

こちらのあいてる席には一人バチガイなひとが来たので、大竹さんを呼んで撃退。そのあとは、大竹、木村、おれで、がぜん盛り上がる。途中で、各テーブルをまわっていた牧野さんが加わり去る。そうそう木村さんに「かんぴょう」のこと書いてもらう話しね。

どうしたことか、アブナイオトナの話になる。ここだけのオトナの話よ、という雰囲気がどんどん深まる。
大竹「やはり小説家になるには、いろいろな体験をしないと」
木村、キッパリ「そうです」
小説家になるためには、男は数々の女と恋をし、女は数々の男と恋をしなくてはならない、と、世間では「浮気」だの「不倫」だのといわれる正しいオトナのレンアイを、小説を書きたい大竹と木村は正当化している(ご存知ない方が多いだろうけど、大竹さんは、すでに別の名前で小説を発表している)。
んな正当化の必要があるかい、小説家がなんでえ、誰だって好きならやればいいのだ。と、愛人はいるが、小説なんぞ書くつもりのないおれはいう。
木村さん、ほかのテーブルから余っている焼酎のびんを次々に持ってくる。おれたちのテーブルは、すげえ飲んだようにびんだらけになる。酔いは深まり、話のあやしさも深まる。
おれ「木村さんの、その話、ブログに書いちゃうぞ」
木村「だめっ、書くなら、やはり夫婦は一緒にいたいと書いて」
はい、書きました。だそうです、サキさん。
大竹、木村のあいだ、かなりアヤシイ雲行きになる。アブナイ、あぶない。サキさん、はやくもどってきてくださ~い。

このブログは、ウソはないけど虚虚実実イタズラが随所にあります。

なーんてやっているうちに、なんだか最後は、今夜は大竹さんが取材する店へ木村さんと押しかけ、また一緒に飲むことになってしまった。かくて今夜も、まだまだ飲む夜は続く。

うむ、しかし、ひさしぶりに高度にオトナの会話をしながら飲んだ気分だ。

10時半すぎだったかな。帰る人は帰り、みなは3次会へ。おれは遠いし、泊めてくれるオンナもいないので、スコッチさんと原宿駅へ出て帰る。途中から記憶喪失。駅からウチへの道すがら、天を仰いで、ああ、おれの愛人はどこにいるのだろうか……タメイキ。帰ってメールを見たら、愛人1号と思われるオンナから、意味不明のメールが入っていた。やはり愛人1号は幽霊なのか。

そうそう、牧野伊三夫展ですね。行って見ればワカル。
HBギャラリー
http://www.hbc.ne.jp/hbg/

画像はギャラリー入り口で挨拶する牧野さんと、焼き物をやった鴨井の岳ちゃん。2人は、「酒場部」というのをやっている。そのことは、また後日。

おれも、たぶん新年早々ぐらいに「部」をつくります。

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