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2008/02/02

エンテツの大衆食道とモンティ・パイソン。

前のエントリーにお知らせの、携帯コメディ専門動画サイト「マイコメ」で公開予定の一作目を見た。
タイトルは「エンテツの大衆食道」。

プロデュースの須田泰成さんと制作の逆井智紀さんが言っていたのは、ウソでも豪語でもなかった。ほんと、よくできている。今回は大衆食堂だけど、ポイントをよく押さえているし、おれも、カッコイイぞ。携帯で見るのだから3分30秒ぐらいなんだけど、うまくまとめるものだなあ。ただただ感心するのみ。

カラーのあいだにモノトーンをはさんだ映像もちろん、おれのシャベリとナレーションとテロップで語るわけだが、これがまたよいんだな。逆井さんの話によると、ナレーターの女性は、おれの著書を読んで虜になっている女子大生、だそうだ。という背後設定ってことだけど、この声とリズムもよいんだなあ。ほんとにおれに惚れているかんじ。

これは公開が楽しみです。公開は3月からの予定。「雲のうえ」の携帯動画版ですよ。舞台が東京だけど。

しかし、逆井智紀さんは、須田さんが太鼓判押していただけあって、まだ若いのに(まだ30前だよな)たいしたものだ。こんな素晴らしいスタッフと仕事ができるなんて、ついている、うれしいね。

ついでにどさくさにまぎれて書いてしまえば、「雲のうえ」の編集委員といい須田さんといい、おれを起用したり、おれに惚れている女や男は目が高いということだ。

そりゃそうと、店によっては、2回にわけて連続での公開になるそうです。なにしろ、おれがけっこうオシャベリしているもので、3分ほどの番組をつくるにしては長い時間の収録になってしまう。

というのも、すでに書いたように、これはシナリオも打ち合わせもなく、取材OKとアポだけとって、いきなり本番撮影になる。店のひとは、おれが何を食べるか何を呑むのかも、わからない。おれだって、わからない。まったくの出たとこ勝負。

最初は、おれも店のひとも撮影する逆井さんも、どうなるかわからないから、おたがいにキンチョーしている。須田さんだけは、「なんとかなるだろう」という平和な顔をして、そばで見物している。だから、おれが店の人と話しながら、おたがいのキンチョーを解いていくわけだ。であるから、そこに、思いがけない、いいセリフが飛び出す。それを編集で、まとめる。という仕組みなのだな。うけねらいのシナオリどおりの決まり文句をシャベルのとはちがう、おもしろさが出るわけだ。おれは「即興詩人」の役割だ。どうやら、須田さんのココロは、そのあたりらしいと、今回の一作目を見て思った。だけど、おれも編集する逆井さんも、たいへん。だけど、やりがいがある。

とにかく、まだ荒っぽいつくりだけど、おれもブログを新しく立ち上げてリンクする予定の、「マイコメ」PCサイトをごらんください。たくさんのひとに宣伝、おねがいしますよ。携帯小説をこえるぐらいに。なんてね。
http://133.205.39.198/pc/index.html


さてそれで、いま、須田泰成さんといえば、なんといっても、ソニー・ピクチャーズエンタテイメントから今月(20日予定)リリースされる、『空飛ぶモンティ・パイソン〝日本語吹替復活〟DVD BOX』だ。すでに、いろいろなメディアで話題になっていますな。31290円という値段にもかかわらず、先行予約が、すごい、想像していた以上だそうだ。そういえば、このあいだ一緒に飲んだ小娘も、「キャ~絶対買う」と言っていたな。やはりモンティ・パイソン人気は根強い。これ、日本語字幕版監修は、田口重雄さんと須田泰成さん。そして、ほぼ同時発売で、やはり須田さん監修の『空飛ぶモンティ・パイソン シナリオ集』がイースト・プレスから発売になる。

たまたま手元にある『ミーツ・リージョナル』2月号でも、安田謙一さんが紹介している。「これなしには…というシロモノがとうとう日の目を見る」「山田康雄のグレアム・チャップマン(奇しくも、いずれも唯一の故人)、納谷吾朗のジョン・〝バカ歩き〟クリーズ、青野武のマイケル・ペイリン、古川登志夫のテリー〝未来世紀〟ギリアム、飯塚昭三のテリー・ジョーンズ、そして、おまたせ、広川太一郎のエリック・アイドルが帰ってきた」「まずはこの快挙を素直に喜ぼう。初めて観る人も、その後30年に登場した「あれ」や「これ」の元ネタの連続に驚くこと必至」

ま、そういうことです。

「兵庫のおじさん」もよろしくね。

なんだか連続呑みすぎで、ってか睡眠不足もあって、ヨレヨレで書いてます。

今日は、これまで。

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