おれは「現代日本の賢人」ぞ。
きのうのエントリー「人生は不条理を生きるもの。」に書いた明日発売?の『dankaiパンチ』4月号が届いた。パラパラ見る。「大特集・サクセスフル・エイジング考」に、例のアンケートがのっている。タイトルは「サクセスフル・エイジング・アンケート」。ちゃんとした文化芸術学術な肩書のすごい人たちが28名、ずらり並ぶ。太田和彦さんや小泉武夫さんといった、飲食系有名人もいる。その中で、おれだけ「フリーライター」という存在の軽さ怪しさ臭さをプンプンただよわせている。
担当編集さんが、「プロフィール、以下のようでいいですか?」とメールで確認してきて、「いいよ~」と返事したプロフィールも、とても怪しい。「大衆食を愛し、安くてまずい店で気の合う仲間と過ごすのが好き。最近、自信作『汁かけめし快食学』が絶版となった。」である。なんと気がきく上手な編集さんだろう。
そして、大特集の最後のページは、「dankaiパンチ選 サクセスフル・エイジング語録」のタイトル。「特集の最後に、今特集に登場いただいた現代日本の賢人たちが、それぞれいつもそば置いていたり、自ら実践しているサクセスフル・エイジングのための言葉を拾いました」とある。数々あるオコトバから、赤田祐一編集人、森山裕之副編集長、美濃修、清田麻衣子ほか、などの優秀な編集部が選び抜いたものだ。
いいですか、「現代日本の賢人たち」ですぞ。
そこに、「成功に興味なく、貧乏を恐れず、欲望を超克することなく、欲望に身を任せつつ、ひとはひとおれはおれ。(遠藤哲夫)」と、あるではないか。
いやあ、だからって持ち上げるわけじゃないが、この『dankaiパンチ』、4月号で、ようやっと雑誌らしいスタートラインに立ったといえそうな出来になった。
かつての『平凡パンチ』といえば、クルマ・オンナ・ファッションで、若い男たちを消費好きの骨抜きにして、大衆消費社会をリードした。その主な読者層が「団塊の世代」だった。そのタマシイを継承しようとするかのような『dankaiパンチ』の「現代日本の賢人たち」のなかに、おれがいる。
ああ、日本の未来は明るい。みなさん、希望を持って生きましょう。現代日本の賢人おれと生きよう。死んでは、いけませんよ。酒、呑みすぎるなよ、ぐあいが悪くなるほど呑むんじゃねえぞ(無理か)。
ところで、「サクセスフル」って、うまい酒なの? どこの酒?
明後日の、ラジオ番組収録のための放送原稿がメールで送られてきて、まちがいの訂正やら、調べやら。
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コメント
いやはやまったく、おもしろいことで。
おれも、その俳優のようなサクセスフルやりたい。
投稿: エンテツ | 2008/03/18 08:34
あはは、このメンバーの中に入るとなんかいろいろすごいっすね。
どうでもいいですけど、名前の中にあった某俳優氏、ずーっと前に東北の温泉で出くわしたことあります。
すっごく若くてきれいな方と貸切露天をなさるお忍び中でした。ご本人もかっこよかったけど。
いやーいいなー、サクセスフル・エイジング♪
投稿: yas-igarashi | 2008/03/17 13:12